ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘

サン・アクト株式会社というベンチャー企業の社長が語ります。

2012-01-01から1年間の記事一覧

ゴメンね、次男坊と三男坊へ。

数週間前、我が家の中学3年である次男坊と、中学1年の三男坊が、山科疏水というところから、毘沙門堂(私の会社がお借りしている場所)を往復するという、恒例のクロスカントリ―があった。 私の会社の前を走ることとなる。 次男坊も三男坊も、双方とも応援し…

お客様がいる限り、廃業しませんという決断の重み

10年以上、お世話になっている酒屋さんがある。会社からの帰路にあり、夜8時頃までは空いている。少し、早く帰宅できた場合、ビールを買う。単にビールを買うだけでなく、色々と世間話をするため、長い時は30分程度、立ち話をしたこともある。昼間に、店の前…

本当の意味での「生死を伴う」格差の存在

私は、飲食店も、ファミリーレストランも、そしてコンビニさえも、すべて行く場所を決めている。何度も通えば、顔馴染になり、マニュアル通りのやりとりでなく、心が通ったやりとりができると考えているからだ。 ガソリンスタンドも、その中の一つ。価格では…

ある女の子の軌跡と私

私の会社の通勤経路に小学校がある。ある女の子が毎日、登下校していた。かなりの坂道を彼女は毎日、通っていた。車椅子で、自ら手で動かしながら、6年間。毎日とは言えないが、私は彼女の登下校を見ていた。小学1年から6年生になるまで、できる限り、見守っ…

少年が大志を抱くのは、本人であり親が押し付けるものでは無い

ご承知のように、お陰様で我が家には、小学生から高校生まで、5人の子供がいる。 お子様をお持ちの方は同感いただけると思うのが、自転車。小学生になる前に、自転車を乗ることができるようになるには、それなりの至難がある。 自転車に乗ることができるよう…

散り方次第で花は二度、咲く:会社を潰しても再起は可能

私の前職はホテルマンだ。そのホテルの常務が私の父だった。 20年近く前に、ホテルの関連会社に属していた私。そして、約15年前にホテルは会社更生法を申請して事実上の倒産となった。 会社更生法申請当初、父は先頭に立って債権者各位に土下座を続けた。法…

失敗をチーム全員で楽しむ:まもなく中学生になる三男君へ

三男君、まずは卒業、おめでとう。 卒園式や卒業式だけは必ず出席すると心に決めているお父さんですが、いよいよ明日が卒業式ですね。 三男君には、いろいろな想い出がお父さんだけでなくお母さんにもあります。 他のお兄ちゃんや弟、妹が風邪になっても、近…

私の子供達が子供を持つ頃、その子供が結婚する頃の日本が想像できないという事実

私が大学卒業の頃は、いわゆるバブルの時代だった。同級生の多くは何も悩むことなく金融機関などに就職し、経済学部で米国へ留学したのは唯一、私だけだった。 ビジネススクール時代、日本人の私は質問攻めだった。いわゆる経済大国日本として。あの当時の日…

見えない事象こそ事前に備える:長男のインフルエンザ罹患に思う

今週は、200ページ程の報告書を書かねばならないと数週間前に分かっていた。事前に報告書の一部でも書くことができるのであれば、そうしていたが、分析結果が出るのが先週末であり、その結果を受けてでなければ書くことができなかった。 よって、先週は、身…

思い込み程、恐ろしいものはない

毎年、年始に子供達は、自らのお小遣いを使って欲しいモノを買う。小遣いは小学生になった段階で妻が、毎月、渡す。 小学6年の三男坊は、6年間、貯めていたお小遣いで欲しいモノを買った。換言すれば、三男坊は、小学1年から貰い続けていたお小遣いを一切、…