ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘

サン・アクト株式会社というベンチャー企業の社長が語ります。

イノベーション合宿@新潟「地域活性化合宿in南魚沼」の成功をお祈り致します。

 四つ葉のクローバー、それは「幸福」のシンボル。  現在、過日の新潟県中越沖地震被災された方々には、まだまだ「幸福」という状態ではなく、またいつ「幸福」が訪れるのか誰にも想像がつきません。門外漢の私が言うべき立場にもありません。  ただ、私の過日のエントリである「何とか風評被害を払拭する方法はないものだろうか:中越沖地震」で書いたように、宿泊施設のキャンセルなど、風評被害による大きな影響が現実として存在し、今も続いていると私は考えています。  そのような今、「ガ島通信様」もスタッフの一員として、様々に積極的な活動をされている「大手町ビジネスイノベーションインスティテュート(OBII)」では、8月18日から19日に「イノベーション合宿@新潟「地域活性化合宿in南魚沼」を実施されるとのこと。  実際に、新潟という現地において、現地の方と共に意見交換されることは、私には到底、無理なことであり、「ガ島通信様」や大手町ビジネスイノベーションインスティテュート(OBII)の皆様の熱意に敬服いたします。  以下、「ガ島通信 - イノベーション合宿@新潟「地域活性化合宿in南魚沼」を開催します」より一部引用です。
合宿では、地元のNPO「南魚沼もてなしの郷」の協力を得て、新たな観光プラン(旅物語)とそのプロモーション方法を考えます。 中越沖地震でも多くのボランティアの方が活躍されていますが、OBIIが目差すのは「知のボランティア」です。様々な経験を持つ人たちが、年齢や性別、立場を超えて一つの目的のために集まり、問題解決を行います。ぜひ、皆さんの知恵を貸して頂ければと思います。
 また、「OBII 大手町ビジネスイノベーションインスティテュート: イノベーション合宿@新潟「地域活性化合宿in南魚沼」」では、今回の合宿を契機に、以下のようにも述べられています。一部引用です。
この試みを通じて、南魚沼地域だけでなく、同じような悩みを抱える全国の観光地を救うべく、みなさんとともにイノベーションを起こしたいと考えています。
 私は、この視点が非常に大切だと考えます。京都は日本を代表する観光地の一つです。祇園祭や秋の観光シーズンの際は、宿泊施設の予約がとれず、近隣の滋賀や大阪で宿泊し、そこでの観光もされながらも、最大の目的地である京都で観光されるというのが現状です。  換言すれば、何らかの形で「京都」を観光できなくなった場合、京都だけでなく、予約を想定していた他府県の宿泊先や観光地など関西圏全体に大きな影響を及ぼすということになります。  このように地方の観光地だけでなく、経済の基礎体力は違うと言えども、地震や豪雨などの気象災害による被害が発生した場合、京都といった代表的な観光地においても、京都周辺の地域全体に大きな影響を与えることとなります。  関西・淡路大震災がその最たる例とも言えるでしょう。  また我々も、京都の観光地を主たる顧客としており、他人事では済まされないことと常に認識しています。  もちろん、今回の合宿の主旨は、バブル崩壊公共事業削減などによって基礎体力を失った「地方の観光地」をいかに活性化させることを現地の方と共に模索し、現実的なプランをOBIIならではの視点で構築する試みにあります。  参加方法やイベント内容の詳細は、「OBII 大手町ビジネスイノベーションインスティテュート: イノベーション合宿@新潟「地域活性化合宿in南魚沼」」に掲載されています。是非、皆様、参加のご検討や、ブログでの紹介などをお願いいたします。  今回の合宿が発端となり、「四つ葉のクローバー」のシンボルである「幸福」が被災された方々の心だけでなく、できるだけ早い時期に現実に訪れることになればと考えています。  そのためにも、今回の合宿の成功を心より祈念すると共に、できるだけ多くの方々が参加され、充実した意見交換はもちろんのこと、日本全国の問題として、今後、自然発生的な形で各地で同様の合宿・意見交換の場が生まれることを期待しています。  先に述べたように、いつ幸福といえる状態になるか誰しも予想できません。  ただ、合宿当日の南魚沼の空に「合宿成功」を示す、心だけは幸せになれるハート型の雲が出ることを期待しています。 ※「特選された多様な起業家ブログ集へ」 ※「ベンチャー社長ブログトップ10位へ