ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘

サン・アクト株式会社というベンチャー企業の社長が語ります。

MBA留学生活第四弾

研究員の日々雑感様」の緩やかなリクエスト、そして「MBA」というキーワードでの検索が最近、多いという事実から、MBA留学生活第四弾です。 (※残念ながら「研究員の日々雑感」というサイトは閉鎖されております。) 第三弾では、アリゾナ州でのコミュニティカレッジで単位取得のために通ったということで終わっています。これがどういう意味かで、blogは終わっています。 MBAで科目を選ぶ際に、既に日本の大学で学んだことや上記コミュニティカレッジで単位取得していると、ビジネススクールで取得する科目が減ります。 要するに、既に勉強し、単位取得しているものについて、再度、ビジネススクールで勉強する意味は無いという考えからです。換言すれば、例えば日本の大学で商学部出身の方で管理会計や財務関連を単位取得された方は、わざわざビジネススクールで同じ科目を勉強するのは非合理的という考えです。 私の場合、同志社大学経済学部だったので、極めて、ビジネススクール的な科目の履修は無かったので一苦労、あるいはコミュニティカレッジでの単位取得という手段が早期卒業の近道だったわけです。 さてさて、今まで述べてきたアクションはともかく、私なりに米国でのMBA取得のメリットを列挙します。 1)MBA取得後、10年以上経過しますが、「英語に対する不安感が無い=最新の情報はやはり海外。恐れも無く、違和感も無く、海外最新情=英語、に関するアプローチが可能」となります。 2)経営の基本が学べる=私の場合、いわゆる「簿記」は英語で勉強が初めてでした。「簿記は、極めて初心者にはわかりづらいもの。これを英語で勉強すること=必死に勉強=頭に入る=起業しても役に立つ=日々の自社の財務諸表の変化に対応が可能=結果として実践的なものになる」と言えます。 3)「精神的に強くなる。これが一番」かもしれません。多国籍の方々と触れあうわけで、暑いと感じる留学生は、すでに半袖、でも暑くないと感じる留学生は長袖のまま。要するに、日本のように、一律で夏服とか冬服といった感じで、一斉に服装を変える、というコンセプトそのものが無いわけです。これは留学しないと理解できない考えかもしれません。 4)今でも、なぜか「リスニング・リーディングについては、衰えていない」ということ。スピーキング・ライティングだけは機会が無いので衰えていることは事実です。 蛇足になりますが、日本人の場合、事前に自分なりに想定問答集的なものを考えて、コミュニケーションを図ろうとしますが、全然、意味が無かったというのが私の経験です。想定問答なんか関係無く、簡単に意志疎通が図れる国、それが米国であり、あるいは日本に極めて欠如している風土だと思います。 参考:「MBA時代の思い出