ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘

サン・アクト株式会社というベンチャー企業の社長が語ります。

メールは恐い。小学生の事件で思うこと

小学生の事件は、驚きました。チャットのやりとりが事件の原因にあるということも驚きました。

私も大学の偉い先生方にメールをするのですが、極めて慎重に文章を考えながら書きます。ちょっとした言い回しや、表現で、失礼なこと、あるいは誤解を招くことがあるからです。しかし、慎重に慎重を重ねて文章を書いて、メールしても、お叱りを受けることがあります。あるいはまったく回答が無いことも。

お叱りメールは、私自身、かなりへこみます。しまった、がっくりというところでしょうか。逆に返信が全く無い時は、これまた失礼なことを書いたのかと悩みます。しかしメールを読まれた方の顔が見えないので、判断できないわけです。

だから、メールは連絡ツールの一つで、結局は相手と直接、会って、真意や目的を説明しないと物事は進みません。小学生の事件について、思ったことです。

小学生の事件については、もっと考えることはありますが、いくら個人的なブログでも、不特定多数の方が見られるので、これ以上は書きません。

ただ、当社の経営理念は「エコロジーからエンバイロンメントへ」です。要するに自然環境といった良く使われるエコだけでなく、社会環境・人間環境といった人や社会の関係=エンバイロンメントが改善されなければ、いくら大企業が素晴らしい環境配慮型商品をつくっても、世の中は変わらないということです。

今後、小学生の事件をきっかけに様々な対応が行政でなされると思います。チャットやメールの規制なんかは、無いとは思いますが、危ないものを学校へ持ち込み禁止とかという短絡的な動きではなく、人との関係、社会との関係といった大きな枠組みで、行政は動いてもらえればと願います。

私も5人の子供の中で二人は小学生です。彼らはテレビを見て、かなりショックを受けていました。そういう意味では、マスコミも子供達が見ているという認識を持って報道してもらえればとも思います。

メールは一つのツール。最後は直接、会って、いろいろ議論して、そして意志疎通を図る。人間関係の基本だと私は思います。