ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘

サン・アクト株式会社というベンチャー企業の社長が語ります。

謹賀新年:百年の繁栄を望むなら人々を育てよう

謹賀新年  昨年は色々な場面で皆様にお世話になり心より御礼申し上げます。  本年も何卒、宜しくお願い申し上げます。  我々の会社、そして私自身の思いでもある永遠のテーマは「美しい地球を次の世代へ」です。  どんな人にも、目覚めれば朝がやってきます。そして、どんな人にも明日は必ずあります。  明日だけでなく、今の世代、次の世代の人々のために、できる限り美しい地球のままであるにはどうすれば良いのか。そして、明日、一日をどうすれば生きる延びることができるかといった状態にある方もおられるという現実。  我々は微力ではありますが、「Ecology」といった自然環境だけでなく、「Environment」といった社会環境、人間環境の双方を同時に改善していくことが一つの解決策だと私は考えています。  いくら自然が綺麗でも、そこに住む人間が綺麗でなければ、すぐに地球や人々の心は汚れていきます。  もしかすれば、数百年前の地球は、自然も、人間も、心も、そして行動も多様な意味で綺麗だったのかもしれません。それが、ふとしたことから、あるいは少しずつ変化し、残念な結果を今、露呈していると言えるかもしれません。  その結果が「明日、生き延びるためにどうすれば良いのか」と考え、すぐに行動に移さなければならない方々が増えた要因の一つになっているのかもしれません。  自然も人間も共に、美しくありたい。心だけでなく、行動、そして態度も。  私自身すら達成困難なことです。ただ、できる限り、事業を通じて、この思いを何とか形にしていきたいと考えております。  私の生涯変わらない、座右の銘は、米国留学時代のテキストにあった中国故事からで、下記の通りです。  If you want one year of prosperity, grow grain.  If you want ten years of prosperity, grow trees.  If you want one hundred years of prosperity, grow people.  一年だけの繁栄を望むなら穀物を育てれれば良い。  十年望むなら樹を育てれば良い。  百年の繁栄を望むなら人々を育てれば良い。  一年だけを生き延びるのであれば食べ物を育てれば良いのは当たり前のことです。私個人としては、やっと十年、繁栄できるような「樹をやっと育てることに着手できた」といったところです。  ただ、故事にもあるように百年以上の繁栄に欠かせないことは「人を育てること」、あるいは「人が育っていくこと」であり、我々の目指す永遠のゴールと違いはないと考えています。  いつの時代も、どんな場所においても「人こそがすべて」。  そのことを再認識し、年初のご挨拶とさせていただきます。  最後になりますが、今年一年間の皆様のさらなるご活躍を祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。  2008年 元旦  サン・アクト株式会社 代表取締役 小島愛一郎 ※「ベンチャー社長ブログトップ10位へ ※「特選された多様な起業家ブログ集へ ※「新進気鋭アーティスト:鉄人Honey、下記画像をクリック」