ハイブリッド機関車をご存知ですか?
(c) Copyright 2004 RailPower Technologies Corp.
プリウスなど、ハイブリッドカーが話題になっていますが、実は、ハイブリッド機関車というものも開発されています。
温室効果ガス排出量で世界一の国といえば、もちろん京都議定書を批准していない超大国アメリカです。しかし、日本の環境省に該当するEPA(Environmental Protection Agency:環境保護庁)では、トラック・機関車のアイドリング削減に向けたガイダンスを公表しています。
何と言っても、北米の鉄道の主要燃料はディーゼル油であり、その燃焼に伴う温室効果ガス排出量は相当なものに達しているからです。
そこで、カナダの「RailPower Technologies Corp(レールパワー・テクノロジー社)」は、ハイブリッドカーと同様に「ガソリン、電力、蓄電池」を基本としたシステムで、ハイブリッド機関車、2000 馬力の「グリーンゴート」と1,000 馬力の「グリーンキッド」の2種類の開発に成功し、すでにテキサス州のある鉄道会社から発注を受けています。
ちなみに北米では、通勤用として1,000 台、長距離運搬用として4,000~5,000 台の機関車が走行しているそうで、もし、これらすべてがハイブリッド機関車に変わるは、地球環境にとって大きなインパクトを与えることとなります。
そして、マーケット規模も莫大なものになります。ビジネスの勘所を学んだ気がします。
(ちなみに日本のさる大手企業もハイブリッド機関車の開発に成功されていますが、まだ実用段階にはあと一歩のようです。)
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さて、ここからが本題です。
日本の大手企業各社も様々な温室効果ガス排出削減を目指した製品や技術開発に取り組んでおられます。環境省を始め、関連する外郭団体・研究所も様々な開発・研究を行っておられます。
私が本当に残念だと思うことは、
国会議員、あるいは国会。まだ、郵政民営化で次の国会は議論を繰り広げるとのこと。
そして、NHK問題で参考人招致。
すべて、私にとっては有意義な時間とは思えません。
郵政民営化、あるいは、NHKに対する政治介入、どれもいつかは議論すべき問題ではあると思います。しかし、いつものように何の結論も出ずに、「先送り」になるでしょう。
技術大国と言われていた日本。今もそうかもしれません。
高度成長期は国家も大国を目指し、様々な施策で下支えをしてきました。役人の方々が。
今、社会保険庁の不正などが世論を賑わしていますが、これは行政だけでなく、どの企業にもある話と言っても過言ではないと私は思います。
しかし、私は思う。
まともな国会議員の方々も多くは存在する。しかし目先だけしか見えていない議員の方々の声の方が大きい。
これでは、日本はマイナスの道を歩むに違いない。
いや、もう歩み始めているのかもしれない。
私の友人もキャリアである省庁で勤務しています。
入省当初は、「日本を変える」と意気込んでいました。
あれから、約15年余。すっかり、いわゆる「官僚」という色に染まっていました。
また、過日、当選1期目の国会議員にもお会いしました。まだまだ爽やかで意気込みを感じました。できる限り、この議員さんには、「国会議員」という色に染まって欲しくないと願います。
日本の「制度疲労」を変えるためには、
誰から変えるべきか。なぜ、日本という国は、「優先順位」というもの、
そして、まだ、「切迫感」に気付いていないのだろうか。
日本の未来には、恐らく「興味・関心」が無いのかもしれない。
日本を動かす力を持っている方々には。