ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘

サン・アクト株式会社というベンチャー企業の社長が語ります。

ドライとウェット、人の生き方

昨晩、ある方と酒を飲みました。緑化・環境の分野では、ほぼ日本トップクラスの方です。そして極めて奥深い方です。ご興味のある方は「こちら」をご覧下さい。

毎月、2回程度、ご自宅にて、厚かましくも飲みながらご自宅で討議するのですが、昨晩は(といいいますが常にですが)、私に対して厳しいご指導を頂戴しました。それが、「ドライ」と「ウェット」なのです。

本当は、下記の会話、関西弁なのですが、今回は標準語にて・・・

先生:お前は本当に「ウェット」なやつだな。

私:先生、「ウェット」とは何のお話ですか?

先生:お前の経営も含め、人との接し方のことだ。「ウェット」の反対語は何だ!

私:「ドライ」でしょうか?

先生:その通り。わしは「ドライ」でお前は極めて「ウェット」。これが気に食わない。

私:先生、私の理解不足で申し訳ありません。もう少し、詳しく教えていただけないでしょうか?

先生:お前は文系だろ、そしてわしは理系。これも少しは影響があるかもしれんが、根本的にスタンスが違うのだ。

といった形で、トップクラスの先生とやりとりをさせていただいたのですが、先生にご指導いただいたことは下記の通りです。

1)「ドライ」とは、人との接し方において、仕事とプライベートを区分する人間。

2)「ウェット」とは、人との接し方において、仕事とプライベートを混同させる人間。

要するに、先生のスタンスは、「相手が気に食わない人間」でも、仕事関係なら真剣に最後までやり終えるということです。逆に言えば、仕事で関係があっても、プライベートの分野では関与するな、ということになります。

私は、先生にとっては、現時点ではお相手いただいているので、「気に食わない人間」の範疇には今のところ入ってはいませんが、ある時、先生のプライベートな分野で顔を出してしまったので、これをご指摘されたということです。

私は、取引先担当者と家族ぐるみの付き合いもさせていただいており、また性格上、「ウェット」のままで続けますが、このような「ドライ」・「ウェット」という考えでのスタンスがあるということを知るだけでも昨晩は、貴重な時間を頂戴したと思います。

上記の先生には「ドライ」で、今後、お付き合いさせていただきます。そうでないと早々に、先生にとって「気に食わない人間」かつ「ウェット」で、私はもう相手をしてもらえなくなりますので。

今後、お付き合いさせていただく方が「ドライ型」か「ウェット型」かを瞬時に見分ける能力・スキルを持つことが今、私にとって一番、重要なわけです。

いずれにせよ、お相手いただいているだけでもありがたいと思っています。そして、それなりの地位の方は専門分野に関係無く、「人間を見る眼」が極めて凄いものがあると再度、認識した昨晩でした。

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