ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘

サン・アクト株式会社というベンチャー企業の社長が語ります。

ベンチャー企業社長、眼前で落雷に遭遇!

 昨日の夕方に私の携帯に株主様から電話が。

「社長、今、京都なんですよ、今晩、お会いしませんか?」と株主様。

「はい、大丈夫ですよ、ただ、ちょっと遅れますが」と私。

「それでは、19時30分頃に、いつもの場所で」と株主様。

 ということで、私の自宅付近の第三事務所で会合と急遽、決定。16時過ぎの電話でした。

 私の自宅から会社までは車で約10分程度。

 しかし、昨日、今日と会社付近で大きな祭りがあるため、道路がほとんど封鎖されており、会社から自宅へ戻るルートは一つのみ。それも車が1台通ることができる程度の細い道。

 16時過ぎの電話から残った仕事がある程度、終えたのが18時過ぎ。その頃、ちょうど雨が降ってきました。かなりの大雨です。

 19時30分頃に自宅付近の第三事務所に到着するためには、通常なら19時10分程度に会社を出ればよいわけですが、上述した祭りの混雑を考え、18時30分頃には、会社を出ようと連絡を受けた段階で考えていました。

 そして、18時30分頃、雨だけでなく雷まで発生。雷はかなり近い様子でした。

 下記の画像のように、私の会社の駐車場は、ある神社の入り口にあり、基本的には山の中のようなものです。猿も出ればイノシシにも遭遇した少々、怖い駐車場です。

(ちょうど画像中の矢印の上あたりが駐車場です。)

(Copyright (C) 2007 Google

 雷の音を聞きながら、傘だけを持ち、徒歩で5分程度の駐車場へ。駐車場への道のりでも、光っては1秒以下の時間に雷の音という感じが連続した状態。傘に落雷しないようにと祈りながらも、やっと駐車場へ到着。

 到着し、車のキーを開けようとした瞬間、5mほど前、高さ10mほどの場所に大きな閃光が。そしてほぼ同時に大音響が。

 私は生まれて初めて「落雷」という表現が正しいのかわかりませんが、少なくとも私から5m前に雷が落ちました。

 必死になって、車に乗り込む私。その後も雷は続きます。

 そして、会社に車で戻り、雨の中、カバンを車に入れ、いざ自宅へ。もちろん大雨です。雨の影響で、そうでなくとも混雑が予想された自宅への唯一の帰り道は大渋滞。雨の中、視界も悪く、また、傘をさし、祭りへ移動される方も。落雷しないかなと傘を持っている人を案じる余裕も無く、車はまったく動きません。

「すいません、19時30分集合を20時にしてもらえませんか」と株主様へ連絡。

「えっ、どうしたんですか?」と株主様。

「いや、細かい話は到着後にでも」と私。

 ようやく1時間以上を要して自宅近くの駐車場へ到着。ありがたいのか悲しいのかよくわかりませんが、その時点ですっかり雨も雷も終わっていました。

 そして、20時頃に株主様と合流。いろいろと意見交換。会合が終わったのが、いつもより早い23時前。

 5m手前での落雷を生まれて初めて経験した私。一歩間違えば、大惨事になったかもしれません。

 株主様に、別れ際に、落雷の話をしたところ、こんな回答が。

「社長、過去に、紆余曲折な人生を経験されておられるでしょ。そして、今まで、ここまで会社を続けられ、それで、人生初めての落雷もまったく大丈夫だったということ。まだまだ「天」は社長に味方してくれているんですよ」と。

 そして、私の肩をポンと叩き、株主様はタクシーに乗り込まれました。

 では、業務再開としましょう。

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