ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘

サン・アクト株式会社というベンチャー企業の社長が語ります。

11月の私のサイトの検索ワードランキング

 毎月恒例の検索ワード発表です。11月はあまり多方面(経営や環境、教育)などの検索語句ではなく、いつもよりもシンプルな結果となりました。 検索ワード発表 1位:ベンチャー企業 2位:木村秋則 3位:逆上がり コツ 4位:男前豆腐店 5位:奇跡のリンゴ 6位:てんぐす病 7位:経営者の資質 8位:フォロワーシップとは 9位:おもしろい 占い 10位:早寝早起き朝ごはん  1位はいつも通りです。3位の「逆上がりのコツ」は、先月もトップ10に入りましたが、なぜこの時期に「逆上がりのコツ」をネット上で検索されるのか少々、不明です。4位の「男前豆腐店」もまだまだ根強い人気のような感があります。6位の「てんぐす病」はソメイヨシノなど、サクラの大きな病害の一つで、私のサイトでも「テングス病」とカテゴリをつくり、それなりの記事を書いています。  「テングス病」の私の記事が参考になるかは不明ですが、「テングス病」自体が完全に解明されていないことの方が重要なことなのです。農業など農作物の病害はアカデミックな分野で様々に解明されています。なぜなら、農業という大切なマーケットがあるため、研究者も結果を出すことで評価されるわけです。しかし熱帯雨林や森林という大きな枠組みでの研究はなされていますが、「単木」という観点、一つの樹種の病害は、あまり日本では研究されていません。研究しても評価されないという背景があるからで、仕方が無いと言ってしまえば簡単ですが、これが現実なのです。対象が日本の風物詩の一つであるサクラであったとしても、あまり病害という視点からは研究されていません。  7位の「経営者の資質」は、過去に「経営者の資質、スピーチ」と題したエントリが該当します。このエントリでは、せっかくの機会なので自分を売り込むために時間に関係なくスピーチをし続けたというエピソードを掲載しています。8位の「フォロワーシップ」は、「リーダーシップとフォロワーシップ」というエントリが該当します。気に食わない上司を部下である自分(フォロワー)として、上司をうまくコントロールすることがフォロワーシップなのですが、時代を少し感じさせる検索ワードと言えるかもしれません。9位の「おもしろい占い」は「テレビ欄占い:これはおもしろい!!」なのですが、多くのブロガー各位も参加いただいた、本当におもしろい占いでした。10位の「早寝早起き朝ごはん」は、「早寝早起き朝ごはん」全国協議会という団体が官主導で発足し、国民運動化しようという点について、それはおかしいのではないかと私なりにエントリした「早寝早起き朝ごはん全国協議会に思う」が該当します。 木村秋則氏関連の検索ワード  2位の「木村秋則」、5位の「奇跡のリンゴ」は、自然栽培リンゴ農家「木村秋則氏」に関するものですが、Yahooで「木村秋則」と検索すると、現在は、「関連検索ワード」として、「木村秋則 リンゴ」・「奇跡のりんご 木村秋則」といった感じで表示されます。数ヶ月前には無かったのですが、昨今の木村氏のメディア露出で、検索サイトで木村氏を検索される方がかなり増えてきているということでしょう。  11月30日にNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で次回予告編として木村氏が紹介されました。その直後から「木村秋則」と検索し、我々の「通販サイト」のアクセスが急増。1秒間に数十名といった感じでした。そして23時過ぎにTBSニュース23の特集で15分程度、木村氏が紹介されました。この放送が始まった瞬間に、またもやアクセスが急増。深夜にも関わらず7000名程度の方が通販サイトにアクセスされました。現在も高アクセスは続いていますが、11月30日から2日間で約1万5千人の方が来訪されたという結果となりました。  12月7日のNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」の放送後、どれほどのアクセス、反響があるか予測はつきませんが、極めて恐ろしい結果となることは間違いないと思っています。 口コミ2.0 口コミ2.0 ~正直マーケティングのすすめ ~ 口コミ2.0 ~正直マーケティングのすすめ ~ 上原 仁,保田 隆明,藤代 裕之  こちらの書籍を著者の一人である藤代氏より頂戴しました。まずは御礼申し上げます。書評など書く立場にありませんが、時代はネットという存在によって、確実に変わったことだけは言えるでしょう。  私は15年程前に米国のビジネススクールで経営全般だけでなくマーケティングも学びました。ハーバードのケーススタディ(=事例研究、以下、ケース)を何百も読み、色々と議論しました。しかし、当時はインターネットも無く、MS-DOSの時代。ケースにもネット関連の事例など皆無ではなかったかと記憶しています。換言すれば今のビジネススクールならネット関連のケースは避けて通れないとも言えるでしょう。  今回、頂戴した書籍には「正直」をキーワードに、無意識の内に既に我々の生活に入り込んでいる(と、私は理解しています)Web2.0について口コミマーケティングという切り口で様々なことが書かれています。上述したように、「木村氏」がメディアに出た瞬間、単なる予告編でもネットですぐに検索し情報を得ようとする人が確実に存在することを実際に経験しました。マーケティングやプロモーションとは関係ありませんが、「木村秋則」と検索し、多数の記事群から確かな情報を得ようとする行動、そこには「正直なサイト」が必ずいくつか存在しています。もちろん「不正直なサイト」もあるかもしれません。ただ、正直に発信しようとする人々、そして「このサイトは正直だ」と判断できるリテラシーを持つ人々がこれからは増えていくことは間違いないでしょう。逆に「不正直に情報発信する人々」も増えていくことも間違いありません。この点が「ネット」という広大な誰も規制できない世界の証左なのかもしれません。 (詳細は是非とも、今回、ご紹介した書籍をご購入いただきご覧下さい。)  以上、テレビという今では旧メディアに属しているモノに、少々、予測が付かない不安を感じている私の恒例の検索ワード発表でした。  本当にどれだけのアクセスが12月7日以降あるか、報告できればエントリする予定です。エントリできなかった場合は、「あまりのアクセスや問合せにそれどころではない」ということとなります。陰ながらの応援をよろしくお願いいたします。 「私も参加している起業家ブログをクリック下さい