ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘

サン・アクト株式会社というベンチャー企業の社長が語ります。

私が思うブログとは(2)

前回のエントリーについて

前回のエントリーで、私は、ブログと出会った理由、私のブログスタイルを書いた。特に、コメントやTBへの私なりの考えをまとめたが、私が主眼として伝えたかったことでは無い。

ただ、前回のエントリーでコメントをいただいた方々は、私にとっては「ビッグブロガー」であり、敬意に値する方々であると思っている。

お前にとって「ビッグブロガー」とは、何か?、と定義・根拠付けしろと言われても、残念ながら曖昧模糊としたものしか無い。

ただ、

アクセス・コメント・TBが多いことが

私にとって「ビッグブロガー」では無い、

ということのみを、まず表明しておきたい。

さらに、

今、時事問題、NEWSと呼称してふさわしい問題について

各々のブロガーが自らの意見を表明する、

といったことについて、批判している

という意味ではまったく無いことについてもご理解いただきたい。

私がブロガー初期だった頃

前回のエントリーと内容が少し重複するかもしれないが、

基本的に今、自分が思うこと。

書きたいこと、伝えたいこと。

これらを私は軸にして、

ブログ記事としてアップする。

このようなスタイルをとっておられるブロガーは多々おられる。

私のサイドバーにあるMybloglistでご紹介しているブロガーの半分以上は、そういった方々である。

ブロガー初期だった頃、自らMybloglistに第三者のブロガーを登録することは少なかった。逆にありがたいことに第三者のブロガーからListedされることが多く、相手様のブログを確認させていただき、私のブログスタイルと同調するブロガー様を相互リンクさせていただく方針を、今も継続している。

中には、なぜ、私をListedいただくのか、未だに不明なブロガーもおられるが、アフリィエイトや賭け事関係以外のブロガーの方々は、相互リンクさせていただいている。

BlogPeopleも同様である。なぜ、この方が?、といった方に相互リンクを頂戴している。

(蛇足といっては失礼ではあるが、Mybloglist等を運営されているドリコムは京都のベンチャー企業であり、ドリコム内藤社長は、本当にがんばっておられることのみ付記しておきたい)

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少し論点がずれたので元に戻そう。

私が、ブロガー初期、いや中期だった頃、ほぼ唯一と言って良い程、頻繁にTBをさせていただいたのは、「週刊!木村剛 powered by ココログ」様であった。

ブロガー中期であった頃、そう、「ブロガー新聞」というものを、第三者のブロガーが担う、あるいは「木村剛氏」が、新潟の地震の件について、触れた頃であった。

昨年10月中旬から11月中旬の約1ヶ月間のことである。今の「木村氏」のサイトのように、TBについて、詳細な制約が無かった時期で、私も気軽にTBを楽しくさせていただいていた。

それほど、一時期は、同調する話題が多かったと言えよう。そして、換言すれば、今は、残念ながらそうでは無い状態にあることが散見されるエントリーが、辛辣な意見かもしれないが、「木村氏」及び「TBされるブロガー」に多いと私は思っている。これはあくまで私の平均的な私見である。

私は、昨年末頃、木村氏本人にお会いした。

お互い名刺交換した際に、

たまにTB頂戴しています。

と、話すと木村氏の表情は和み、

いや、この頃、大変でね。

いやいや、承知しております。

との会話をお互い交わした。

周辺の方々は何のことか分からなかったようで、あっけにとられたようであったが、本当にブログというツールが「人間関係を瞬時にして融和させる」一つの手段である有効性を改めて実感した瞬間であった。

同時に、この頃以降、経営者トップとしての悩みが「木村氏」のブログにも、それなりの読み手には、垣間見れるような内容になってしまったのではないかと私は思っている。

さらに、「ブログ」というものを、「知っている人と知らない人」との大きな隔たりを垣間見た瞬間でもあった。

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また、少し事例を述べたい。

かなり前の記事になるが、「楽天、三木谷社長様へ」というエントリーを10月初旬に書いた。そして、私の意見・エントリーがきっかけか、まったく知る由も無いが、新しい「楽天」の球場案は、私がこのエントリーでリクエストした内容にある程度近いものになった(と私は思いたい)。

重複になるが、私の記事が「楽天様」の球場建設の指針になったとは思えない、あるいはあり得ないと思っているが、私としては、少しでも参考になればという思いで書いたエントリーが、「ある程度の形で実現した」かもしれないと思い、極めて自己満足の世界ではあるが、ブログをやっていて良かったと思った瞬間であった。

共通して言えること

先のエントリーで「 大西宏のマーケティング・エッセンス」の管理人である大西氏が、

実名でやってやっているので、直接ご評価を聞かせて頂くのですが、コメントやトラックバックを読むのが面白いそうで、そこに私があまり介入しないというのも、ブログらしいと最近は感じ始めています。

というコメントを頂戴した。(大西氏のコメント全文は、一つ前のエントリーをご覧いただきたい)

一方的に私が思っているのかもしれないが、大西氏とは長い、永い付き合いになる。そして私は、大西氏の考えを否定もしないし、肯定もしない。

なぜなら、私が、コメント欄で返信したように、ブログ管理人の考え・指針にまで、立ち入る立場にはないからである。

上述した内容をふまえ、共通して言えること。それは、

時には、無理を承知でブログというツール

自分の思いを叫び続けること、

そして、重要なことは、その思いを常に持ち続けること、

これらが、私の言うところの「ビッグブロガー」として、

真っ直ぐな気持ちとして私には見える・感じるということである。

大西氏は、一貫して、自らのブログスタイルを築き上げておられる。前回のエントリーでコメントを頂戴した、「dawn」様・「あざらしサラダ」様も同様である。

私は、こういったブロガーの方々を過剰に評価している訳ではない。また、変に擦り寄っている訳でもない。上述したように、Mybloglistで紹介しているブロガーの過半の方々が、私にとって、お気に入りであり、貴重な財産である。

例えば、「at most countable」を運営している「めたか氏」は、私は、本当に朝一番に来訪し、寝る前に再度、来訪する程の、私にとって極めて「お気に入り」のブログの一つである。

なぜか?、と問われれば即答できない。ただ、「めたか氏」のエントリーが「次はどのようなものか」、予測できず、かつそれぞれの記事が読むだけで楽しいからである。

「めたか氏」との出会いは、プロ野球問題関連であるが、それとは関係なく、いやそれとは超越した楽しみの一つのブログとして、私の中には存在している。

(失礼な物言いかも知れないが、本音を私は語っているつもりである。)

同様に、「おおた葉一郎のしょーと・しょーと・えっせい」様も毎回、秀逸な記事を書かれている。コメントはほとんどしないが、読むだけで楽しい、ブログである。

このように、ご紹介したブロガーの皆様には、

もしかすれば、それぞれのエントリーが

世間に何らかの形で、あるいは

世論を動かそうと思っておられる、

という気概・気運が感じられる

あるいは、記事一つ一つに魂が込められている

ブログではないか、と私は思っている。

(そんなに重くエントリーしていない、との声が各ブロガー様には聞こえそうだが)

私が思うブログとは(3)に向けて

今回の、私が思うブログとは(2)については、自分でも、意見がまとまっていないと自覚している。(1)に引き続いて。

しかし、ブログと関係なく、個々が伝えたい事柄というものは、毎日変化していくものであると私は思っており、あまり気にはしていない。

最終回であろう、「私が思うブログとは(3)」では、なぜ、私が、このようなシリーズを書いたのかについての理由を述べたいと思う。

恐らく、大半の私のブログを来訪いただくブロガーが、(失礼を承知で。)

小島君、何をそんなに頑固になっているのか?

気楽にやれば良いじゃないの?

と思っておられるかもしれない。

しかし、このように考えればどうだろうか?

ブロガー個人には何の非も無く、負い目も無い、

しかし、ブロガーの周辺や家族には、

それなりの重荷がある方々、背景がある方、

でも、まったくそれを表面に出さず、

日々、エントリーを続けておられる、

あるいは、逆にブログを通じて、

自分の存在を自己で十分に噛み砕き、知らぬ内に記事の中に

織り込んでおられる、

そういった方々も存在するということを。

最後に

私が思うブログとは(2)の簡単な結論を述べたい。

1)アクセス数や旬の話題について独自の斬り口でまとめられているブロガーを批判するつもりは無い。それよりも「斬り方」によって、資質は問われると思う。

2)各ブログサービス会社のアクセスランキング上位にラインアップされているブロガーが良質である可能性、あるいはその評価は、個々の捉え方によって左右されるが、私は、少なくとも上位のブロガーが良質であるとは思っていない。(もちろん、良質なものもあるが、それは個々が判断するものであると私は思う。)

3)ブログ界という狭いながらも、個人がすべてを把握するには、広域な世界には、「地道ながらも、あるいは、一部の方々にとっては、素晴らしいブロガーが存在すること」を忘れず、かつ、その存在を認め、自分なりに探求し続ける努力が必須である。

4) 3)で述べたように、どうしてもブログの巡回先は偏ってしまう。そのためにも、ビックブロガーや、自らのTBやコメントを頂戴した新しいブロガーの方へ訪問し、新しい分野の世界を自ら切り開く時間を要するべきである。そして、これらのアクションを非と思ってはならない。

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またまた、最後になるが、私は、前回のエントリーでも述べたように、今は、ブログの二度目の発展期だと感じている。

昨今、ブログを始めた方々に、あるいは始めようと思っておられる方々に言いたい。

ブログとは、

簡単に始められるツールであると共に

簡単に終えられるツールである。

しかし、ブログというツールは、使い手によって

極めて大きな可能性を秘めた道具に

自由自在に変化するものである、

ということを。

そして、できることなら、いつも叫んでいるように

私見であり、押し付けがましいことかもしれないが、

ブログを通じて、世界を変えようという気概を持って

毎日、あるいは随時、更新していただければと思う。

過去の歴史が、物語っていると思う。

最初に、気概・本願があれば、

どういったコミュニケーションの方法であっても、

いつかは、誰かが、評価してくれる、

その一つの有効な近道の近代的なツールが「ブログ」であると、私は思う。

さて、時間的に可能であれば、明日には、私にとってのブログの総括をしたい。

今までの私のエントリーに異論反論、同意のある方は、是非とも忌憚の無い意見を頂戴できればと私は思っている。

片意地張るなよ、小島君という皆様の気持ちも、重々承知の上で、私はエントリーしている。気楽にコメント等を寄せていただくことで、私自身、そして、くどいようだが、私なりに思う、第二次のブログ発展期を本当に発展させることができればと思い、今回も長文ではあるがアップさせていただいた。

最後の、「私が思うブログとは(3)」に、少しばかり期待していただければと思う。