ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘

サン・アクト株式会社というベンチャー企業の社長が語ります。

ベンチャー企業社員の奮闘

 過去にお伝えした「ベンチャー企業社長の挑戦」。最新の樹木診断測定機器を活用した我々の新しいビジネスモデルです。では、実際に、どのように診断機器を使っているのか、ご紹介したいと思います。 参考:「最新非破壊樹木診断  最初の画像は、我々の社員が、診断機器のセンサー部分に打撃を与えて、測定をしている風景です。少し説明しますと、樹木(この樹木はムクノキといいます)の幹の周囲に12個のセンサーを等間隔に設置し、すべてに打撃を与えることによって、樹木内部の様子をコンピュータが計算し、瞬時に画像化してくれる計測を実際に行っていることころなのです。  よって、幹全体に設置してあるセンサー12個を一つずつ、打撃していかなければなりません。  少しこの画像では、わかりにくいかもしれませんが、このムクノキ、樹高(樹木の高さ)が、約30m、幹周(樹木の幹の周囲の長さ)が、約4mという、かなり大きな木です。  約4mの幹周のセンサーを一つずつ、打撃していかなければならないので、幹周りが長いと、少し大変な作業になってきます。  といいますのも、この画像をみていただければ、ご理解いただけるかと思いますが、実は高さ約3m程度の高所に、センサーを配置しているからです。  コンピュータ計測は、画像のように、地上でやっているのですが、センサー打撃は、約4mの幹周りすべてを実施しなければならないので、ハシゴの位置を変えては登り、そして打撃。またハシゴを変えては、打撃。なかなか大変です。まさに「ベンチャー企業社員の奮闘」です!!  もちろんセンサー打撃の前に、センサーを設置したり、測定後、センサーを回収など、これまた、大奮闘です。  実は、この対象となった樹木、根元部分と地上から約1m程度の高さの2箇所を既に測定していました。樹木の根元部分が腐っていることは外観からも判断できるのですが、その腐っている部分がどこまで到達しているかということで、約1mの高さまで、さらに計測したわけです。結果として1mの高さにも腐っている部分が到達していることが判明。  そして、この樹木の枝分かれしている個所も、腐っている可能性があるとの推測で、今回、地上から高さ3mの部分も計測を敢行したわけです。  さて、診断結果などは、少し専門的になりますので、説明は行いません。もちろん、高さ3m程度なんて、建設業や造園業に関わる方にとっては、日常的なことだと思います。当社の社員も3m以上の高さで、ハシゴに登って作業をいつもやってくれています。  しかし、今回は特別です。なぜなら、
樹木診断測定機器、精密部品なので、取扱いをデリケートに実施しなければならないからです。日本で今のところ最大級(センサーが多い=巨樹・巨木など幹周りが大きいものも計測できる)。そして何といっても、高額製品なのです!!
 ベンチャー企業社員、奮闘まだまだ続きます!!  ちなみにベンチャー企業社長である私は、コンピュータで処理される計算結果をパソコン画面で見て、計測が適切かどうか、これを判断する役割を担っています。こちらも実は、大変、重要なのです。ご理解いただきたいです。