ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘

サン・アクト株式会社というベンチャー企業の社長が語ります。

今日、うれしかったこと(人間環境という視点で)

今日は、私の5人の子供達の中で、小学生になっていない保育園に通っている3人の子供達の秋恒例の運動会が予定されていました。(結局、夫婦合わせて7人で運動会を見に行くことになります)

家族全員(私も含みます)、前日から気合を入れて準備をしていました。そして、朝になって、玄関のチャイムが鳴りました。「この忙しいときに宅急便かな?」と思って玄関まで下りたところ、わざわざご近所で同じ保育園に通っている方から「今日は雨で中止だって」とわざわざ大所帯の我が家にご配慮いただき、情報を頂戴しました。

ちょうど私の自宅は運動会へ向かう方々への通路にあたりますので妻は、数十分間、立ち続けて、今日は「運動会中止」と呼びかけていました(本来は保育園の連絡網で通達されるはずですがそれが今回は機能しなかったようです)。

「うれしかったこと」その1:

我が家の大所帯を配慮いただき、ご近所の方がわざわざ自宅まで来訪いただき、情報を提供いただいたこと。単純に携帯電話などで「今日は中止」としていただければ良いところを、昔ながらの、いわゆる直面、生のコミュニケーションで直接、情報を知らせていただいたこと。

これは、昔なら当然であった情報伝達の手法をご近所の方が実践いただき、そして私の妻も関係各方面に電話するのでなく、道端に立って今日は「雨天中止」と呼びかけたこと。

これが、今、我々の世代が忘れかけていた行動・アクション(同意語ですが)ではないでしょうか。

換言すれば、昔なら当然されていた行為だったと思います。

「うれしかったこと」その2:

ちなみに、私は今朝は6時過ぎに起きて運動会の戦闘態勢モードに入っていたのですが、「雨天中止」という言葉を聞いて、昼食まで自分の部屋でうたた寝をしていました。

(妻が、今日は運動会中止ですと路上で伝える声や、その後、子供達やその友人達が我が家で遊んでいる声を聞きながらも。)

そして、夕方、近くのレンタルビデオ屋に自転車で子供達と出かけました。午後一杯、雨でやっと夕方、雨が止んだので。

ビデオを借りた帰り道の長男の言葉。

「お父さん、あれが夕焼け?」

私は、「いや、もう少し夕焼けというのはピンク色で・・・」

ということで、付近でもっと夕焼けや広々とした風景が見えるところに子供達と移動し、少しの時間でしたが「夕焼け」を楽しみました。

そして帰宅して、長男に「どうして夕焼けが気になったの?」と聞くと「夕焼けがきれいだと明日が天気、朝焼けがきれいだと漁師さんは今日が天気だと百科事典に書いてあったから」との答えでした。

今日の、雨天中止が長男にとっても(もちろん家族全体も)悔しかったのでしょう。

ただ、夕焼け・朝焼けとの気候との連関はともかく、「自然を中心に行動・発想を伴う我が子供達」に感謝です。そして、それを支えてくれている妻にも。

晴れなら自然で遊ぶ、雨なら早く雨がやむように、自然に祈ること。

これが子供のナチュラルな気持ちではないでしょうか。