手加減を知らない今の子供たちへ
今日、当社の取引先であり、かつ当社の事業、特に環境教育に興味を持っておられる方とお話をしました。取引先も、もちろん緑や自然に関わる仕事をされています。
下記のサイトが活動内容で、こちらはビジネスではなく、自然破壊などを何とか食い止めたい、そして今の子供たちに、我々が子供時代の遊びでは当然していた虫取りや自然での遊びを経験してもらいたいとの願いで宮崎県で多くの方と活動されています。
「西林の里」
「西林の里日誌」
(ブログです)
今日は、当社と私が副理事長を務めているNPOと何かできないかというお話が中心でした。私と今日、お会いした方は基本的に今の子供たちに対して危機感を抱き、「今からでも何かを実行しないといけない」ということで、今後、一緒に取組みをしていくことで合意しました。
さて、前置きが長くなりましたが、今回のタイトルである「手加減を知らない子供たち」。
昔は子供同士の喧嘩も手加減がありました。なぜなら、殴る方も「殴った手が痛い」という痛みを味わうからです。そして、昔は鉛筆削りなどはナイフで自分でやって、ちょっと失敗すると手を切ることでナイフの危険性も体験から、経験へ、そして自然にナイフというものの「手加減」が脳に刷り込まれていったのが昔だったと思います。
その「手加減」を知るすべが無い今の子供たちへ・・・
私の場合、今でもはっきりと覚えていますが、小学校でリンゴの皮を誰が一番早くナイフでむくことができるかの競争があり、毎日、練習して、一番になった記憶があります。今の小学校では、そのようなことはまず無いでしょう。
私の子供たちが通っている小学校では、防犯ブザーをそれぞれの子供たちに支給しているくらいですから。仕事柄、子供たちはお蔭様で自然や生き物が大好きです。日曜日もかなりの雨の中、バッタ取りをしていました。
しかし、自然が好きな子供たちではありますが、このような状況では、小学校を批判するわけではありませんが、私の子供たちも「手加減」を知らないまま成長してしまいます。
そこで私なりに子供たちに「手加減」を知ってもらうために、休みの日にやることは「戦いごっこ」です。子供たちは真剣に私にパンチやキックをしてきます。キックが下手にあたると本人の足が痛くなります。また、もちろん私は手加減をしますが、子供たちにある程度のパンチを与えることで、パンチの痛みも分かります。
また、私も子供たちに首をしめられて、「降参!!」と叫ぶことで、お父さんでも首をしめることで負けることがあるのだなと知ってもらい、首をしめる加減というのを覚える、あるいは危険性を感じとっているのではと思っています。
5人の子供たちの中で、実質的に「戦いごっこ」をできるのは、3男までですが、戦いをすると誰かは泣きます。負けて悔しいからです。
(もちろん、すぐに泣き止んでまた戦いを挑んできますが)
これは私なりの「手加減」を知ってもらうためのアプローチです。これが正しいかどうか分かりませんが、何とかして子供のうちに様々な意味での「手加減」を知らないと、本当に日本を背負うこれからの子供たちは、私にとっては不安で仕方がありません。
本当に何が起こるか分からない時代になってしまいます。
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(JUGEMつながりますように・・・)