ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘

サン・アクト株式会社というベンチャー企業の社長が語ります。

「きっかけづくり」を増やしていきたい。

この写真は、我々が環境教育事業を実施した際に、子供たちが描いてくれた絵の一つです。私の過去のエントリである「環境教育推進法、はじまりは一本の木から・・・」でも少し触れています。

実は、この絵には、それなりのストーリーがあります。

ある保育園で実施した環境教育のイベント、「親子で園庭のサクラを元気になるよう、頑張ろう」ということで一日かけて、サクラの回復作業を親子で体験してもらいました。そして、そのイベント時に参加者の園児達に何でも良いから、今日の体験を絵に描いてもらう時間を設けました。彼らは、一生懸命に描いていました。ありがたいことにほとんどがサクラを中心とした絵でした。

また、参加者のご両親には、園児達へのメッセージとして手紙を書いていただきました。コンセプトは、「将来、自分の子供がこうあって欲しい」という願いを込めた内容にしていただきました。

参加者の園児達は、そのイベント実施の年に卒園します。そして小学校に入学し、一年生になれば、ある程度、漢字が読めるようになります。

我々は、「「園児達の絵」と「ご両親の皆様からのお子様へのメッセージ」をすべて、頂戴しました。そして、彼らが一年間、小学生として過ごし、小学二年生を迎える、そしてサクラが咲く春に、「絵とご両親からのメッセージ」を、それぞれのご家族に、お子様の名前宛で、そして差出人は、私こと「ドクターはっぱ」で郵送」しました。

もしかしたら、小学二年生の子供たちにとっては、初めてのご両親からの手紙かもしれません。また、ご両親も、今回のようなイベントが無ければ、自分の子供に手紙を書くことなど無かったかもしれません。

もちろん、ご両親のメッセージは封されていますので、中身は見ていません。しかし、ご両親それぞれ、様々な想いで、自分の子供が、「こうあって欲しい」という願いを込めた文面だった思っています。

彼らが手紙を受け取ったのが、今年の春、そして、今、彼らは小学二年生の夏休みが終わった頃です。保育園当時の「純粋な心があらわれているサクラの絵」、そして「こうあって欲しいというご両親の想い」。

純粋な心を持ち続け、ご両親の願いに少しでも近づいている小学二年生になっていることを、心から願っています。そして、彼らのこれからの永い人生、ご両親の願いと共に、引き継がれていくことを祈念します。

美しい地球を次の世代へ残すためには、我々の環境教育事業は「きっかけ」に過ぎません。この「きっかけ」を受け継いでもらうためには、事業に参加していただいた、「ご両親と子供たちのこれからの行動」にあります。

もちろん「これからの行動」まで、我々は立ち入るには限界があります。しかし、事業を通じて、より多くの方々へ「きっかけ」・「発端」を提供していきたいと我々は思っています。

これも、当社が存在する意義ではないかと今もって感じています。

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