ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘

サン・アクト株式会社というベンチャー企業の社長が語ります。

ニッチ、あるいは存在しないマーケットでの事業展開の答え

さて、私のこのブログ、133件目になります。そして、このブログのタイトルは「ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘」です。

今まで、何回も私のサイトを見ていただいている方は、私の会社がどういった仕事をしているか、ご存知かと思います。お蔭様で、現在、当社は、「日本で唯一」とは誇大表現かもしれませんが、農薬や化学肥料を使用しない、独自技術によって、貴重な樹木を回復させるという事業を展開しています。

日本全国の方が知っておられるであろう、有名寺院や公園、そして大切な樹木を自分の子供のように愛されている方々が当社のお客様です。しかし、「衰退したあるいは貴重な樹木を回復させる」という市場は、極めてニッチです。極論すれば、存在していないマーケットとも言えます。

私もMBA取得者であり、マーケティングは勉強しましたが、勉強の世界と現実は、違います。ニッチ、あるいはマーケット創出が必要な状況で、事業展開していくために、「挑戦、苦闘」しています。もちろん、苦闘、もがいているのが事実です。

マーケティングや経営学は考慮せず、ニッチあるいは存在しないマーケットで生き抜くための「答え」。私もいろいろと悩み続けていますが、答えの一つとして欠かせないもの、それは、「企業理念」だと思います。

お客様からの当社社員への接し方、さらには外部の方々が協力していただける本当の理由は、我々の事業に利便性やコストなどの面から、お取引やお付き合いしていただいているのではなく、「企業理念」に賛同していただいているからだと、今を持って、そして自戒の意味も込めて、考え直しています。

私は、今まで何回も「自然や人間を含めた大きな意味での環境を改善したい」という観点から、このサイトを続けてきました。そして、多くの方とは言えませんが、私の考えに「共感」していただけたと思える方が、133件ものブログを通じて見えてきました。

もちろん直接、お会いして、じっくりお話をして、共感・賛同いただき、何らかの形で協力していただければ、ありがたいとは思います。

しかし、毎回、私のブログにコメントをいただいたり、毎日、アクセスいただいている方々に、この場を借りて御礼申し上げます。

本当にありがとうございます。

今、めずらしく社内には社員は誰もおらず静かです。今晩、じっくりと今までの私の行動、経営について、考え直したいと思っています。