ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘

サン・アクト株式会社というベンチャー企業の社長が語ります。

ライブドア、「ビジョンと事業ドメイン」で想うこと

ライブドア社長「大阪に新球団設立、プロ野球参入」との記事が飛び込んできました。どうして、そこまで野球にこだわられるのか私にはわかりません。また、この件について、非難・批判・批評する立場にもありません。

ただ、本件について、「ビジョンと事業ドメイン」という観点から、考えてみたいと思います。

ビジョンとは、その目標を達成させるために事業を続けていくことだと私は考えています。当社の場合、「美しい地球を次の世代へ」をビジョンとして掲げています。到底、当社だけがどんなに努力しても、美しい地球を次の世代へ残していくことは可能ではないでしょう。しかし、少しでも事業を通じて、社員が努力して、このビジョンを達成させるべく邁進する。これがビジョンだと思います。

ビジョンの次に経営方針があり、その方針に基づき、中長期戦略や、今期の戦略を構築する。その戦略に基づき、経営資源をどこに集中させるかを決定し、そこで設備投資やM&Aなども実行していく。

私は、経営とはこのようなものではないかと考えています。

そして、これと連関し、事業ドメインがあると思います。いわゆる事業領域というもので、まず、ビジョンに基づき自社がどの領域・分野で事業化していくかということになります。

だから私のこのサイトでも色々なことをやっていることをご報告していますが、少なくともビジョンを達成したいという一念で、かつ事業ドメインに沿った中で事業展開していると私なりに考えています。

よって、いくら今、儲かるようなビジネスがあったとしても、ビジョンと乖離していれば、それは事業領域では無く、参入どころか、考えることすらしてはいけないものではないかと、少なくとも当社では考えています。

バブル時代に、株や不動産に走った企業は、この観点から自社ビジョンと乖離した事業ドメインに参入し失敗した例ではないでしょうか。

ライブドア社のサイトを見ましたが、明確なビジョンというものは記載されていませんでした。もちろんライブドア社内では、徹底されていると思います。そうでなければ、今までの急成長はあり得ないと思います。しかし、果たして、ビジョンと事業領域という観点からは、何か違和感を感じる、今日のニュースでした。

ライブドア社員の方々、グループ社員の方々、今のお気持ちはどうなのでしょうか?

最後に・・・

プロ野球繁栄・将来のために、長期的な視野に立って、準備周到していただき、失敗だけはしていただきたくないと願っています。

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