ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘

サン・アクト株式会社というベンチャー企業の社長が語ります。

行政とのお付き合い:特許での方法

当社は、京都商工会議所が設置している「京都・ビジネスモデル推進センター様」の「認定モデル企業」、「中小企業創造法認定企業」といった形でお蔭様で公的な支援を受けさせていただいています。 このような形で、近畿経済産業局様の各部署、財務局様、京都府様、京都市様から、いろいろな行政の取組みに対するヒアリングを受ける機会があります。また、各種アンケートなど。 財務局様からは「リレーションシップバンキング」について、どう思われますかというヒアリング。いやいや私みたいな会社に、そのようなことを聞かれてもと内心思いながらも、お答えしていました。 なぜか大抵がヒアリング時期が集中して、先週、隣の部署からヒアリング受けたので、詳細はその部署に「聞いていただけませんでしょうか」とお願いすることもあるのですが、「いやいや、そうは言わずにお願いします」となります。 行政のヒアリングというのは、行政自身の取組みを企業はどう評価しているか、あるいは中小企業はどのような経営をしているか、それが行政の施策に反映されているか、など最後は行政の方々のためにヒアリングはあるので、「また、今日もヒアリングか。ヒアリングで仕事を発注してくれるなら、いくらでも行くのに・・・」と、集中するときは、ぼやいていたのですが。 ちょうど数ヶ月前に、たった15分のヒアリングを受けたのですが、それが何と凄いことに・・・ 二週間ほど前に、突然、電話がかかってきました。当社製品「「樹木の味方」」についてです。 この製品の製造原理は、日本だけでなく米国・韓国・ヨーロッパで特許を取得しています。簡単に言うと、ワサビの抗菌作用を利用した樹木のお手入れ用品といった商品です。難しく言うと樹木の剪定切口からの腐朽菌侵入防止のための保護、及び樹皮再生促進作用を持った樹木切口保護用塗布剤です。人間の傷口の消毒液と考えてください。 さて、二週間前の電話。ヒアリングを受けた公的機関から、「ランク1位になりました!!」と突然、ヒアリングをされた方が叫ばれました。 数ヶ月前の15分間のヒアリングなので、すっかり忘れていたので、最初は何のことかと思いましたが、実は同様のヒアリングを全国で200社程度、実施していたそうです。その200社のヒアリング結果で1位になったということだそうです。 詳しく言いますと当社の特許を活用し、それを商品化したビジネスモデルが特許流通(ライセンス供与などで経済活性化という国の施策)に値するということだけでなく、特許流通させるべき有効な特許活用事例として1位になったということです。 さてさて、難しい話はこれくらいにして、言いたいことは、 行政のヒアリング・アンケートも数をこなせば、いつかは仕事に結びつく、ということです。 皆さん、積極的に行政からの要請には応じましょう。そして行政の皆様、当社にもっとヒアリングしてください!! 少しは参考になったと思っていただいた方は「クリック」お願いします。