ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘

サン・アクト株式会社というベンチャー企業の社長が語ります。

環境教育、変えるのはどちらから?

今日、子供が通っている保育園のお母さんと出会いました。数日前に、私の子供達とそのお母さんとそのお子さんとメダカをとりに行きました。

私のところは、熱帯魚屋で売っているメダカでなく、自然の川にいる黒メダカが10匹は、いるので、とれたメダカ(といっても一匹)をお子さんにあげました。

その後、そのお子さんは、これがきっかけでメダカに興味を持って、お母さんもそれに応えるべく、網を買って、再度、メダカを採取することに成功。

そんな会話をしていました。

でも、最後にお母さんが言われたことが気になりました。

(というか理解できるお話ではあります)

お母さんは、「メダカ取りに行くのは良いけど、結局、面倒見るのは私なのでもうこれ以上は、勘弁して欲しい」という具合でした。

私の会社は環境教育事業を行っています。具体的には、身近な樹木を再生させる体験を親子でしてもらうような感じです。

(詳しくはこちらの環境教育/企業環境・社会貢献活動をご覧ください)

いつも議論になるのは、環境教育とは何かということです。親子で環境教育プログラムを体験してもらうわけですが、プログラムは、きっかけづくりで、プログラム体験後に、参加者にどういった意識が芽生えるか。どういった行動に移るか。

今回のメダカも、私がお子さんにメダカをあげたことで、彼はメダカに興味を持った。きっかけづくりから、さらに深い行動に移ったわけです。

でも、お母さんはあまり積極的でない。お子さんが小さいから世話をするのは結局、自分だからということで・・・

十分にわかります。お母さんの気持ち。でも、せっかくのお子さんのきっかけづくりからの行動には理解をお願いしたいです。

要するに、環境教育云々より、意識を変えてもらうのは親か子供か、どちらが先かということです。

我々は、この事例においても、やはり親の意識を変えるのが先かな、と思っています。

コンビニで地べたに座って飲食する中学生。

携帯電話を自転車に乗りながらも見て走る高校生。

何かおかしいと思います。

彼らがどうしてそんな行動に移すのか。私は、コンビニで地べたの中学生には毎回、はっきりと注意します。多くの大人は仕返しなどがあると思って、注意しませんが彼らは、しっかりと注意すれば、はっきりと駄目な理由を言えば、ほぼ100%理解し、態度を改めます。すぐに。

結局、大人が変わらないと、子供達は変わらないということでしょうか。

皆さん、勇気を持って、おかしいと思う行動をしている子供達を見かければ

注意して下さい。ちゃんと彼らは理解します。

それを今すぐにでもしないと日本の将来は極めて危険です。

今の子供達が日本の将来を担うのです。