ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘

サン・アクト株式会社というベンチャー企業の社長が語ります。

誕生日を間もなく迎えて思う大切なこと

私の人生

 来週の土曜日、10月29日は私の誕生日。実質、一週間後だ。

 ただ、何とも表現できない大きな違和感がある。ほぼ、平均年齢の半分を終え、人生の半分を経過したが何も残していないと思っている。

 お陰様で、5人の子供達を授かり、彼ら彼女らは元気に育っている。そして、妻には本当に感謝している。

 ただ、何か物足りない。

 我が人生で最も大きな分岐点は、親会社の倒産。

 当時は生まれたばかりの子供が二人いたが、直後に、2年間給料ゼロ。20代後半の頃だった。

 その後、何とかここまで踏ん張ってきた。だからこそ、今までの努力を形に残したい。誰かに評価いただき、喜ぶのではなく、自分自身が本当に心の奥底で「良くやったな」と思うことができるものを、残したい。

 しかしながら、現時点では「良くやったな」と言えるものが、まったく見えていない。

 いつか見えるのか、結果として見えるのか、あるいは「自分は見えていなくとも他人は見えているのか」。いずれにせよ今、見えていない。

 一度限りの、人生。

 最後には、満足できる結果を残したい。

 明日でも、一ヶ月後でも、十年後でも。

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