ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘

サン・アクト株式会社というベンチャー企業の社長が語ります。

締切日の数週間前にタスクを終えておくという習慣が良き結果を招く

 今週、火曜日は、15時から新規事業の打ち合わせ。この打ち合わせも急遽、決まったものだった。打ち合わせ後、夕方には帰社し、翌日の株主総会に向けて、仕事を続けるところだったが、打ち合わせ先の方と飲み会が設定されていた。参加するか一瞬、躊躇したが参加を決断。
 打ち合わせ先の方とは2、3年のお付き合いだが、じっくりと意見交換する機会が無かったため、結果として、飲みながら意思疎通、本音を語り合うことができた。お陰様でこの判断は間違いが無かった。帰宅したのは、夜中の1時過ぎ。

 そして、翌日、水曜日は株主総会
 総会終了後、総会で決議された議案を各株主様に「決議通知」として郵送。その後、株主総会議事録、及び取締役会議事録を作成。
 その後、私が副理事長を務めさせていただいている「NPO法人グリーン・エンバイロンメント」の書類作成。すべての書類は間違いがあれば、再作成しなければならず、神経を使いながら作成・確認。帰宅は21時頃だったか夜中1時に就寝。

 翌木曜日、前日に作成・確認した株主総会議事録、取締役会議事録、NPOの登記資料を司法書士の先生へ郵送。夕方、打ち合わせ開始で21時に終了、22時頃帰宅。
 木曜深夜は、W杯で日本が3時から試合開始。小学校から高校生までサッカー少年だった私としては、リアルで中継を見たかったが、蓄積した睡眠不足と翌日の予定を考え、夜中2時に就寝。

 翌金曜日午前、私が評議員を務めている「財団法人京都ユースホステル協会」の会議が「宇多野ユースホステル」で開催されるため出席。帰社途中に、京都府庁にてNPO事業報告書を提出。帰社したのが15時過ぎ。

 帰社後、やっと本来の仕事を開始。

 18時半に株主様と意見交換をふまえた飲み会を予定していたため、実質的に3時間程度の業務を行い、帰宅。帰宅途中で株主様から、19時半開始でお願いしたいとの連絡を受け、自宅にて、1時間ほど仕事を続けた。

 そして、19時半から、夜中1時半頃まで意見交換。極めて有意義な時間だった。

 もう夜中の3時だが、総括すると、
 ・月曜は、この一週間に提出・作成すべき書類の最終確認及び株主総会準備。
 ・火曜は、午後に打ち合わせで、その後、飲み会。
 ・水曜は、株主総会開催、それをふまえた書類の送付と登記に必要な議事録の最終確認。
 ・木曜は、司法書士の先生へ必要書類を送付。その後、21時まで打ち合わせ。
 ・金曜は、評議員会出席、NPO事業報告を京都府庁へ提出。そして株主様と飲み会。

 このように今週は、確実に締切が迫っている書類作成・送付、各種打ち合わせと飲み会の連続だった。

 ただ、お陰様で、いずれも円滑に予定通りに終えた。

 なぜなら、このような締切は事前に判明しているものであるため、私は最低限約2週間前にすべての書類作成のドラフトを終えていた。換言すれば、当日、少し修正を付加するだけで終える状態にしていたということだ。だからこそ、深夜に及ぶ必要かつ有意義な飲み会もこなすことができた。この一週間、極めて睡眠不足だったが。

 社長という立場に関係なく、どのような立場、学生各位、社員各位も同様だ。


 「楽しく、簡単にできるタスク」こそ、後回しにし、「時間を要し、苦手なタスク」を最優先し、かつ最低でも2週間前には80%は終えておくこと。
 このスタイルを身に付け、習慣付けしなければ、後手後手になってしまい、最悪の場合、大切なチャンスを自らが失うこととなる。

 なぜなら、私の数少ない経験ではあるが、「想定外のタスクは、偶然か必然かはともかく、重要な締切直前に発生するもの」だからだ。

 最後になるが、本日の株主様との意見交換は充実したものだった。株主様は最終電車の時間を超えてもお付き合いいただいた。本当にありがたいことだ。

 さて、私のブログスタイルとしては、短い内容かつ久しぶりのエントリだが、このような背景があり、書類作成優先の神経を使う日々だったことでご容赦願いたい。
 ただ、中身が濃い一週間であったため記録として残したくエントリした。

 ちなみに明日土曜も最低でも午後には出社し、一人で今週、やり残した仕事を続ける。

 「締切間際に慌てるのではなく、数週間前にある程度、仕上げ、精神的にも時間的にも余裕のある日々を過ごし良き結果を得ること」を皆様におススメしたい。

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