ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘

サン・アクト株式会社というベンチャー企業の社長が語ります。

お陰様で、新規事業スタート日に、突如として本日、41歳となりました。

誕生日  現在、10月29日の夜中2時過ぎです。  お陰様で、本日をもって、41歳となりました。  ちょうど、先の週末に私がホテルマン時代だった上司ご夫婦と「こちら」で会食。いろいろと世間話で盛り上がりましたが、結論として、全員、「運が良い」との話で終わりました。人生の大先輩からの一言はお世辞としても嬉しいものでした。  そうです。小さな会社の社長であり、かつ会社倒産も経験しつつも、それを乗り越え、私の人生には紆余曲折がありました。  しかしながら、多くの皆様に助けられ、また一つ年を重ねるまでに至りました。当社のお客様、友人、社員、そして大勢の当社を応援いただく皆様方の常日頃の支えが根底にあります。  ただ、やはり今までここまで来ることができた最大の原動力は、妻と5人の子供たちにあります。本当に精神的にも肉体的にもきつい時、深夜、家族が寝静まっている時に帰宅し、再度、自宅で仕事を続ける日々も、家族の寝顔を見れば、疲れもどこかへ飛んで行ってしまいます。  本来ならば、もう少し、41歳という年齢となることに対して、思うことを書きたいのですが、29日・30日と今期から始めた新規事業のイベントが実施されます。先ほどやっと準備を終えました。  詳細は、「こちら」(ご注意下さい:pdfファイルです)をご覧下さい。  深くは書きませんが、「天然灰汁発酵建本藍染(てんねんあくはっこうだてほんあいぞめ)」という天然素材のみを使用し、すべて手作りの江戸古来の藍染手法を再現できる日本に3、4名だけしか存在しない方との業務提携によって、私が評議員をしている「財団法人京都ユースホステル協会」が運営委託され、今年の7月にリニューアルオープンした「京都市宇多野ユースホステル」で先に述べた天然素材のみを使用した藍染体験イベントを「本雅織工房」の代表である「中西桂秀氏」と実施します。  あまり多くの方々には知られていない、しかし知っている方々にとっては、何とか使えるものなら使いたいという「天然灰汁発酵建本藍染」や、基本的な「藍染の特長や効果」、そして「藍染の紫外線遮蔽効果」についても一度、ご覧下さい  いずれにせよ、「本雅織工房」に行くことでしか体験できない本物の藍染体験が、「京都市宇多野ユースホステル」にて通年において誰もが実施できるというユースホステルでは世界初の試みをビジネスモデルとして構築致しました。  29日のイベントにはテレビや新聞など各種取材が来られる予定です。そして、それを見られた方々が30日のイベントに多数参加いただくと予想しています。  予定では29日の某国営放送の夕方18時半過ぎの京都版に出ると思います。私の地元の京都の新聞にも29日夕刊か30日の朝刊に記事として掲載される予定です。私は主役ではなく、宇多野ユースホステルが主役ですので、私が放映されたり、記事になる可能性は低いです。  ただ、もし、某国営放送や新聞等で、ご覧いただき、29日か30日のイベントに参加しようと思った方は、受付で、「私のブログエントリーを見た」と一言、お願い致します。藍染体験価格を下げることはできませんが、環境緑化ベンチャー企業の社長であり、41歳になったばかりの若造が、心より御礼の一言を述べさせていただきます。  さて、いろいろと書いてきました。私のブログスタイルとしては、かなり内容が異質のものとなっています。  ただ、誕生日である29日にイベント開始、そして様々なメディアに露出、というありがたい話は、偶然のようでそうではない感があります。  この偶然のようで偶然でない日がイベント実施日となったのは誰が決めたものでもありません。  ただ、この日を新規事業の最高の出発点としてくれたのは、社員はもちろんのこと、個人的には、何といっても私の家族、妻の支えだと考えています。新しい事業を展開し、ある程度、前進させ世に告知できるように至らせるまでには、協力者の強烈な熱意だけでは不十分です。ある意味、主役であり先頭に立つ人間には相当な精神的・肉体的なエネルギーが必要です。そのエネルギーの源は子供たちと妻が有形無形で応援してくれていると信じていることにあると私は考えています。    あと10時間もしないうちにイベントが開催されます。新規事業の出発点であり、これからさらに大きく変化させたビジネスモデルを構築していきます。    会社は誰のものかと良く言われます。多くの方々は「ステイクホルダー」のためにといった回答をされるでしょう。特に私も含め、社長であればそのように応答するはずです。  では、あなたの人生にとって、会社とは何か、と聞かれればどのように答えるでしょうか。恐らく、自分の生活のため、家族のためと答えるはずです。  私も「社長」というレッテルを剥がせば、会社とは「社員やその家族ののため」と答えるのでなく、本音として、原動力は「自らの家族の幸せのため」と答えます。  それが人間として、普通の答えであり、誰しも納得いただける、異論を挟む余地が無い回答だと私は考えます。  現在、未曾有の金融危機、そして実体経済への不安感が押し寄せています。だからこそ、「ステイクホルダー」のために会社はあるのでなく、「自らの家族のため」という答えが的を得ていると考えます。最も身近でかつ最優先すべき「家族」を守ることができない人間に、会社経営は無理ということです。  そのためにも何とか新規事業を成功させます。ビジネスだけでなく、多くの協力者の皆様、社員、そして何と言っても私の家族とここまで私を支えてくれた妻のために。  以上、このエントリをご覧いただいた皆様も是非とも、イベントに参加下さい。中身の濃い、ここでしか体験できないイベントであることは私が断言いたします。 【新規事業立ち上げに参考とした書籍:かなりの良書です。】 新規事業がうまくいかない理由 新規事業がうまくいかない理由 坂本 桂一 ※「ベンチャー企業社長ブログトップ10位へ」 ※「特選された起業家ブログ集トップ10位へ