ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘

サン・アクト株式会社というベンチャー企業の社長が語ります。

父親としての名誉回復の場は突如として現れたのだが・・・

 過日の子供たちの小学校の運動会前の「父親としての名誉を回復する時は近づくか?」、そして昨年の保育園での運動会で「大人の配慮でゆっくり走ってしまい、子供たちに真剣に走らなかった父親への無念の想い、そして本当に父親は足が速いのか?」という疑念を昨年から抱かせし続けている私ですが、突如として名誉回復の場を提供されました。 突然の町内運動会  3連休の土曜日に保育園の運動会が予定されていたのですが雨で中止。昨日の月曜日開催と決定され、今年の運動会は「月曜日で終わり」と考えていた私ですが、月曜夕方に我が自宅のお隣さんから急遽、町内会の運動会の参加依頼が。私が住む町内ではなく、お隣さんが店を構えている町内(ほとんど京都市内中心部)の運動会で町内の若者がいないため、5人の子供を持つという我が家庭に出場依頼があったわけです。  当日の日曜日。20以上の町内が集まる運動会ですが、やはり、参加依頼された町内は高齢の方ばかりでした。よって、ほぼすべての競技に私や妻、そして子供たちが出場しました。もちろん「走る競技」も多数あり、「父親は本当に足が速いのか?」という子供たちの疑問を解消できる舞台も多数ありました。  まずは、「男子100m走」。3人で走ったのですが、一人は同年代のおじさん、そしてもう一人は高校生らしき「現役」ランナー。スタートの合図と共にもちろん真剣に走ったのですが、結果は2位。高校生が真剣に走っておらず、余裕で1位となったのことに、やはり「年の差」を感じた私です。  次は、「町内対抗リレー」。男女ペア合計4名で走るのですが、男子は200mを走らなければなりません。200m全力疾走など高校生以来、およそ20年ぶりのことです。こちらも途中で一人を追い抜いたのですが、また途中で若者に抜かれてしまい、私の時点で2位。最後に町内屈指の大工をされている若者(といっても初対面ですが)が、奮闘し、「1位」となりました。  その後も「競争関係」のプログラムに多数、参加させられましたが、20年ぶりの200m全力疾走は、あと数週間で39歳、あと約1年で40歳になる「おじさん」として、自分の体力不足を痛感しました。 恒例の保育園の運動会と子供たちの感想  昨日の月曜日にあった保育園の運動会。こちらは「走る競技」は無かったのですが、綱引きや父親だけが参加する競技など、それなりの姿を子供たちに見せることができました。  さて、日曜・月曜と運動会が続いたわけですが、次男と一緒に風呂に入り、私の町内運動会での「走り」について聞いてみました。 「お父さん、100m走、真剣に走っていたでしょ?」と私。 「うん」とうなづく次男。 「2位になったけど、1位は高校生だから仕方が無いでしょ?」と言い訳をする私。 「高校生なんかに負けたら駄目だ」と言い訳は通用しない次男。 「小学生にはお父さんも負けないけど、高校生には負けてしまうよ」とさらなる言い訳をする私。 「うん、わかった。でもお父さん、走り方がちょっと変だった」と強烈な言葉を残す次男。  ということで、同様に他の子供たちも、高校生といった年齢に関係なく、1位になる父親を見たかったようで、非常に残念ながら父親の名誉を回復するには至りませんでした。 今後の運動会への私なりの指針  長男は来年の運動会で終了です。中学生以降の運動会は平日に行われるようで、参加はできません。ただ、5人の子供の中で一番下の長女が、中学生になる(=運動会参加終了)にはまだ10年近くあります。換言すればあと10回は父親の名誉を回復する場があるということです。厳密に言えば、毎回、保護者が参加できる競技があるわけではありませんが。  ちなみに一番下の子供が中学生になる頃、長男はほぼ成人式といった感じです。冷静に考えると将来、いや数年後にどんな家族の雰囲気になっているか楽しみでもある反面、怖いような気もします。  10年後は、もう私も50歳近くとなっています。50歳にもなって「走るのが速い」ことのみを証明すべく努力することもあまりにも情けない話です。「おおた葉一郎」様が「ご指摘」のとおり「知的な才能」に注力すべきでしょう。  来年の保育園の運動会では、保護者リレーに参加することができます。まずはここで「足の速い父親」を認識してもらうべく、近いうちに来年に備えた「走る練習」をすることとします。何といっても日曜日の町内運動会のように200m走など無く、保護者リレーは約50m程度です。ちょっとした練習を一年続ければ、大丈夫でしょう。  ただ、数年後の一番下の長女が卒園する際の保護者リレーはどうしたものか。まだまだ数年後なので今から考えても仕方が無いのですが、その頃には、恐らく高校生になっている長男に我が家を代表して私の代わりに走ってもらうというのも一つの案として私の頭の中だけですが浮上しています。もちろん、数年後にこのような提案を家族会議で提案しても一蹴されるとは思いますが。    いずれにせよ、あと10年も運動会参加という楽しみをもたらしてくれる子供たち、そして彼ら、彼女らが少しずつ大人へと成長していく過程を見ることは本当にありがたくそして楽しいものです。  いろいろと書きましたが、何とか「足が速く、そしてどこか知的な父親」を目指し、まずは来年の保育園運動会へ向けて体力を取り戻すことを近いうちに実行します(するはずです)。しかし、知的な父親における「知的」とは何かを探ることが先決ですが。  以上、どうも言い訳ばかりのエントリになりましたが、ちょっとこれから業務で出かけなければなりませんのでこれにて。 起業家ブログ:このリンクか、下記バナーを是非ともクリック下さい。