ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘

サン・アクト株式会社というベンチャー企業の社長が語ります。

トラックバックスパムとスパムメール

最近の私は、一仕事を終えて、ブログの記事をアップし、最後にメールチェックをしてから、出掛けるというパターンが増えています。

さて、昨日は記事をアップし、直後にメールチェックをしたのですが、何とトラックバックが来たとの通知が。それも今、アップしたばかりの記事に対してです。トラックバックを頂戴したタイトル名自体が、あちら関係の記事と思われたため、アクセスすることも無く、削除しました。もちろんアクセスの痕跡すらありませんでした。

どうみても、人間業ではありません。pingが打たれたブログにはすぐにトラックバックするようなプログラムでもあるかと、試しに再度、pingを打ったのですが、今度は来ませんでした。しかし、トラックバック先のブログ名で検索してみると1万件以上もヒットしました。これはどうみても人間がやっているとは思えません。

実は、ここ最近、私のブログでは、二回に一回はこのような感じでアップした直後に、あちら関係のトラックバックが来訪します。これは、JUGEM全体に言えるようで、過日、JUGEMはある程度、スパム対策について強化したのですが、まだまだ駄目なようです。

また、2、3ヶ月前に「みんなのプロフィール」というコメントスパムが、ブログ界隈を騒がせましたが、まだ存在しているようです。というのも、数週間前に私は新しいブログサイトを立ち上げたのですが、テストということで記事をアップした瞬間に、「みんなのプロフィール」がやってきました。

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今も昔も記事に関係の無い宣伝やアクセス目的であろうトラックバックを受けたことはありますが、再度になりますが「人間業」を超えたトラックバックが存在するようです。過去に私が相手先に乗り込んで、「なぜ、このように関係の無い記事をトラックバックしたのですか?」と問いかけに行こうにも、アクセスさえ躊躇させられてしまうような相手先となるわけです。

さて、少し話は変わりますが、私のメールアドレスはネット上で公開されています。人間業なのかプログラムで収集しているのかわかりませんが、私のアドレスに、ほぼ100通は、これも、あちら関係のメールが送信されます。

こちらの対策は、例えば、送信先の「***@**.**.AA」の場合、AAがあまりにも私へメール送信してくる国のドメイン名では無いと判断したものについては、「AA」に対してフィルタをかけてサーバー上で削除するように設定しています。

ただ困るのが、「info@**.**.AA」の場合です。多くの企業がまだまだパブリックなアドレスとして冒頭に「info@」という使用をされています。あちら関係のメールを考えられる方々も多くが「info@」で始まるようにされているため、フィルタをかけることもできず、毎日、削除の連続です。

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ここ一年間、ネットが発端の事件が多発しています。過日も、多くの方がご承知かと思いますが、ネットでとある「隊員」の方が逮捕されました。結局、ネットという仕組みを介在しながらも人と人は、善悪に関係無く、つながっているわけです。

今回、記事をアップした直後にトラックバックを受けたことも、突き詰めれば人間がやったこと。プログラムか何なのか私は専門外なのでわかりません。また、同様のトラックバックをこれから受けることもあり得るでしょう。

ただ、上述したように結局は人間がネットと言う仕組みを利用し、私には定義はできませんが。善悪という基準と関係の無い特有の「インターネット社会」ができあがってしまったということだと私は思います。インターネットで我々は有形無形の恩恵を受けています。換言すれば、インターネットの恩恵を判断する能力が既に試されている時代が到来しているということでしょう。

このあたりの分野については私は専門外です。ただ、「ネットの恩恵を判断する能力の有無」と、いつも私が叫んでいる大きな意味での環境(人間環境・社会環境)の変遷が、少し重なっているように思えるのは私だけではないと言えるのではと思っています。

これから避けて通れない、利用しなければ生活できない「インターネット社会」がどのような方向に進んでいくのかを考えると、一人の親としても不安に感じます。

では、今日は何も起こらないことを祈りつつ、このエントリを終えることとします。