ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘

サン・アクト株式会社というベンチャー企業の社長が語ります。

やはり応援団は頼りになります。

先週は、新しいビジネスモデルを私なりに一人で模索していました。それこそ、寝ている最中も考えに考え抜いて、大枠での骨格となるモデルが完成。月末であり、第一四半期終了ということもあり、忙しいなりに頭の半分は通常業務で、もう半分は新しいモデルを考えていました。

大枠のモデルは完成しても、細部をまとめなければなりません。しかし考えに考え抜いたため、頭の中はほぼ煮詰まった状態で、これ以上は限界という感じになりました。そこで、近くの社員に声をかけて私の構想について感想を聞いたのですが、どうも突然のことで良い回答は得られませんでした。当たり前のことです。我々がやってきたこととは、ほとんど違うビジネスモデルですから。

そこで、この件については、これ以上、自分で考えるには私自身では能力が足りないということで、外部の方に意見を求めることに。早速、先週の金曜日朝にアポのメールをいれました。

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下記のような内容です。

(ちなみに「外部の方」はこの私のサイトの愛読者であり、メールのやりとりについてはご了解を得ておりますし、かつ完全に同一の内容ではありませんのでご安心下さい。)

まず、私から

小島愛一郎でございます。

近々に、当社付近の駅にお越しいただけませんでしょうか。

簡単なご相談と冷たいものを飲むという意味合いでございます。

以上、取り急ぎご連絡申し上げます。

すると、お忙しい方というのに、数十分後に返信を頂戴しました。

承知致しました。

本日を含め、当面、放課後の予定はありませんので、

ご指定下さい。宜しくお願い致します。

(放課後の予定という表現には少し笑ってしまいました。)

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さて、素早いレスポンスを頂戴した反面、私は少しだけ悩みました。文面からすると、いくら当分の間、「放課後の予定はない」=「夜に会合の予定はない」となるわけですが、「本日を含め」=「今晩、飲みに行こう」とも読み取れるわけです。

ご連絡を頂戴した方とは1年以上のお付き合いをさせていただいているのですが、終電に関係無く、飲むときは徹底してというスタイルを貫いておられます。しかし、飲みながらも様々なアドバイスを頂戴するので私としては毎回、良き時間を過ごさせていただいています。先週は、ほぼ毎日のように仕事関連の会合であったということ、土曜日はやることがあるといった理由から今晩も会合すべきかなと悩んだわけです。

結局、10分程、悩みましたが、「アポを入れた私自身が他の日にしてください」というわけにもいかず、そして頭が煮詰まっている状況の打破及び、新しいビジネスモデルの早期着手という二点から、「今晩(先週金曜日)でお願いします」とのメールを返信しました。そして何といっても、かなりお忙しい方なのに「当面、放課後の予定はない」とわざわざのお心遣いをこの方なりの表現で示していただいていると感じたからです。

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話を少し変えてみます。

私はビジネスにおいては、たまに第三者から「しつこい男」と呼ばれます。自分ではそうは思っていませんが。例えば、まったく面識がなくとも、また私のような、ごく小さな企業の社長であったとしても、会いたいと思えばどんなに大規模の企業にもアタックします。このような場合、様々なルートを探し、迂回経路を辿りながらも最終的には会いたい方とまずはお会いします。

その後、足しげく通うと共に、定期的にメールや電話などでコミュニケーションを図ります。何回もお会いし、仕事に関係なくコミュニケーションを図っていくと、半年もすれば仕事を超越した人間同士のつながりができます。心がつながらないと、仕事もプライベートもいずれも円滑な結果が生じないと私は考えています。逆に、一度お会いして、この方とはコミュニケーションが図れないと自分なりに判断した場合、企業の規模やいくらビジネス上でお付き合いが必要だとしても、二度とお会いすることはありません。今までの経験上、コミュニケーションが取りにくい方とは、ビジネスも含め最終的な「結果」が生まれてこないからです。

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上述した「当面、放課後の予定はない」とご連絡いただいた方も、当初はあの手この手で何度もお会いし、3ヶ月程度で人間関係ができあがった方です。私のメール文章を見て、「多分、また悩んでいるのだろう」と瞬時に察していただき、素早いレスポンスを返していただいたのだと思います。

社員も大切です。私がいなくても業務を推進してくれる大切な「人財」です。しかし、私が過去にも何回か述べているように、損得勘定無しに、この男を応援してやろうという外部の方々が多ければ多いほど、つらい時や悩んでいる時、そして今回のように自分の能力では解決できないことも何気ない会話のやりとりでの一言や、助言で視野が一気に広がることがあります。

ちなみに、金曜日の会合は、大雨の中、ありがたいアドバイスを多く頂戴できました。そして何と私ごときがこの方に助言させていただくこともありました。初めての経験でしたが、私なりに思うことをお伝えできたと考えています。私はこのようにビジネスを進め、人間関係をつくっていく男です。そしてこれからも外部の応援団を今以上に増やしていければと考えています。

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