ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘

サン・アクト株式会社というベンチャー企業の社長が語ります。

実名で書くことの難しさ

我々の会社の「Webサイト」を更新する手間が大変なので、ブログで毎日の会社の状況を発信しようと思い立ったことが私がブログを始めたきっかけです。かなり過去にも書きましたが、我々の会社サイトのサイドバーに「今日の出来事」(毎日更新中)という感じで私のブログが記載されています。よって当然の如く、実名でかつ会社代表としてブログを運営しなければなりません。今にして思えば、よくこの状態で一年間もブログを続けられたな、というのが実感です。

今日も、過去に取引のあった、とある上場企業の方とお会いしますが、彼もこのブログの愛読者です。取引先や当社の社員、その家族、私の家族、ブックマークいただいている見ず知らずの方々、そしてブロガー各位と多くの読み手の方々に支えられています。そして支えられていることを実感しています。よって、読み手が誰であるかある程度、把握できるということが、実名でそして会社代表としてブログ運営している数少ない利点の一つではないかと私は思っています。

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しかし、読み手がわかっているため、あまり読み手の方々が関係するであろう話題について記事にすることはできません。JRの事故についても読み手の一人がその分野の専門家であり、私が評論家めいたことを書くことなど許されません。メディア批判もあまりできません。大手新聞の記者が読み手の一人だからです。さらにライブドアM&A騒動においてリーマンの少々、特殊な手法がありましたがこれまた書けません。同様の手法を取り入れている企業の方も読み手の一人なのです。このように、読み手の確固たる存在がわかっているため、書きたくとも書けない記事が私の場合、多数あります。この「ブログの幅を狭めてしまう」ということが実名で書く場合の弱点ではないかと私は思っています。自由奔放に書けないというわけです。

ビジネスにおいて、私はお客様や様々な方々にお叱りの言葉を頂戴することが多々ありますので、コメントや他のブログで私のことを嘲笑されることは特に大きなダメージを受けません。ただ、自分の家族のことなど、かなりプライバシーに関することにも触れていますので過去に、何箇所かの掲示板や他のブログで私の家族のことが嘲笑されている時期がありました。この時は、かなり精神的に打撃を受けました。自分ではなく家族のことが書かれると私も弱いものだなと今ながらにして思っています。

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さて、アクセスの多い有名ブログでは、コメント欄がかなり荒れている場合があります。

お蔭様で私のブログは誹謗中傷めいたコメントなどは今のところ皆無と言って良いほどありません。あまり注目されていないサイトであることが大きな要因だとは思っていますが、私の記事の一部に着目し揚げ足を取るようなコメントはほとんど経験していません。あるいは私の記事は、中傷しようと思うコメントを書こうにも書けない内容なのかもしれません。

荒れたコメントをされている方々は匿名が過半を占めています。匿名であろうが実名であろうが、誹謗中傷めいたコメントは、アクセスする、ブログを見に行く方もあまり気持ちの良いものではありません。一度、万引きをするとその緊張感、スリルを何度も味わいたく、常習犯になってしまうと聞いたことがあります。あまり気持ちの良くないコメントをされる方は、一度、やってしまうとその何とも言えない世界に入り込んでしまい常習犯になってしまうのではないでしょうか。換言すれば相手のブログを攻撃することが発端でありながら、ある時期からコメントを入れる自分に酔いしれてしまう、そんな精神状態になっているのではないかと私は推察します。

ある有名ブロガーは、コメント欄の荒れ方が今の世間を映している鏡のようなものだと言っておられました。また、「悪貨は良貨を駆逐する」という言葉もあります。ブログという有効なツールが急速に拡大している今、ブログにも世間の悪い部分が侵入する時は近いのかもしれません。あるいはもう入り込んでしまっているのかもしれません。いずれにせよ、既にブログも世相を反映していることは確かです。そして誰も止めることはできない気がしています。

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