ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘

サン・アクト株式会社というベンチャー企業の社長が語ります。

ある日の出来事

その時は何気なく、善かれと思ってやったことが、今、思えばお互いの人生の方向性を決めてしまったかもというエピソードをご紹介します。日曜日なので、「Tea Time」です。あまり笑いはありませんが。

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昔々、あるところに小島愛一郎という男の子がいました。

愛一郎君は、3歳の頃に大阪万博に両親と一緒に行ったという記憶だけが僅かにあるそうです。そして、愛一郎君は、幼稚園に通い、毎日、元気に登園していました。

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さて、そんな愛一郎君も、小学生になりました。毎日、裏山で友達と基地づくりごっこをしたり、メダカやカブトムシ、セミ採りをしたり、毎日、楽しく遊んでいました。

ある日のこと。愛一郎君が小学5年生の頃です。

友達と自転車に乗って遊んでいた愛一郎君は、みんなに提案しました。(以下、関西弁です。)

「おい、あの坂道を自転車で登って、下り道を誰が一番、早く下れるか競争せえへんか?」

「よっしゃ、やろか!」

ということで、友達4人くらいがそれぞれ、坂道の一番上まで到着。そこは、100mくらいあって、途中に緩やかなカーブがある、かなり急勾配な坂道でした。

「いくで! ほな、ヨーイドン!!」

4人は自転車でいっせいに、坂道を駆け下りました。愛一郎君は真っ先にゴールに到着しました。その後、それぞれの友達も順番にゴールに到着しました。でも一人だけ、いつになっても下りてきません。待っても待っても彼は現れません。

そこで、みんなは、彼を探しに坂道をまた登り始めました。

すると、かすかに「おーい、助けてくれ。。。」という声が聞こえました。ちょうど緩やかなカーブの辺りからでした。

みんなは、一斉にカーブまで駆け寄りました。

そこには、カーブを曲がりきれずに、カーブの角のすごく大きな杉の木と正面衝突している自転車と友達がいました。

自転車は、跡形も無く、ひしゃげてしまい、同時に杉の木も、大きな傷跡を残していました。

そして、少し離れたところにうつ伏せになった友達がいました。

友達は、顔が血だらけでした。ある友達は近所に駆け込んで救急車を呼んでもらい、またある友達は、ハンカチで傷口をふさぐなど、5年生でありながらも、必死になってできる限りのことをしました。

そして、その日から彼は、3ヶ月ものあいだ学校には来ませんでした。そう、全治3ヶ月の大怪我だったのです。彼が復帰後、何も無かったかのようにみんなで遊んでいましたが、彼は自転車での坂道競争だけは絶対にやりませんでした。

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時は経ちました。

小学校こそ同じでしたが、それぞれ違う大学に入学し、自ら望む道へ進んでいきました。今では、愛一郎君も、顔が血だらけになった友達も、彼を介抱した友達も今では、まもなく40歳近くになります。

愛一郎君は、傷だらけの樹木を元気にさせる仕事をしています。時には車が衝突した樹木の傷跡を治す業務もあります。木のお医者さんですね。

そして血だらけになった彼は、その全治3ヶ月の豊富な経験を元に、本当のお医者さんになってしまいました。

さらには、近所で救急車を呼んでくれた友達は、色々な仕事を経て、今では愛一郎君の会社に入社し、営業の中核を担ってくれています。

そうなんです。今回の物語、本当に実話なのです。そして、子供の頃の貴重な、特異な心に残る経験・体験は、その人の仕事の方向性を決めることだってあるんです。

何気なく、善かれと思ってやったことは、それこそ数十年の時を経てでも、いつかは結局、回りまわって自分や他人の人生の糧になることもあります。

だから人生はおもしろい。これから何が起きるかわからないから。

ただ、その瞬間、出会い、行動を大切にする、あるいはそのように心の奥底で認識しているだけでも、人生は大きく良い方向に変わっていきます。

皆様もそんな経験はありませんでしょうか?

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