ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘

サン・アクト株式会社というベンチャー企業の社長が語ります。

イルミネーション

まもなくクリスマスです。

日本の多くの地域で、街路樹などに「イルミネーション」が施されています。

見た目には、綺麗です。そして、風物詩にもなっています。

また、花見シーズンや紅葉シーズンには、サクラやモミジにライトアップされることが「恒例行事」になっています。

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観光や見て楽しむという人間側の観点からは、もちろん納得ができます。私も、仕事柄、「きれいだな」と思います。我々が回復させた樹木達が華麗に映し出されることについては。

しかし、樹木達から、すれば、これは極めて[「ストレスが溜まるシーズン」なのです。

想像してみて下さい。

もし自分が寝ている時間帯に身体中に豆電球がまとわりつき、そして「ピカピカ」と点滅している状態が一週間も続くということを。

あるいは、自分が、白熱球という極めて熱いライトで、眼前に一晩中、浴びせられた状態が続くことを想像してみて下さい。

恐らく、私も含めて、多くの方が、一日も持たないでしょう。

しかし、樹木達は、毎年、これらの状態に耐えているのです。

彼らは「声を出しません」が、樹木同士では、もしかすれば、「あぁ、また始まったなぁ」とぼやいているかもしれません。

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我々は、このような「樹木の悩み?」を少しでも解消し、世に広めようとようと、過去にある大学と電力会社と共同で、ソーラーパネルで日中に蓄電し、そして夜間にLEDを使ったサクラのライトアップを行い、コンサートを開催したことがあります。

そして、今、LEDとソーラーパネルによる装置は商品化されています。

通常の白熱灯と比較して、やはり少し薄暗いですが、それでも、樹木に与える影響は少ないと思います。

(樹木がライトアップで、どれだけ影響を及ぼしているかという論文まで存在していますが、今回は、これ以上は言及しません。)

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さて、今回、私が言いたいこと。それは、

物事は多面的な側面で見るべき

ということです。

今回は、「イルミネーション」・「ライトアップ」という恒例行事を「人間からの視点」ではなく、「樹木からの視点」で考た一つの例に過ぎません。

(しかし、このような観点から、ライトアップなどを考えている方は私くらいかもしれませんが)

恐らく、

一つの角度ではなく、様々な角度、視野、視点で見ること、考えること。

これは、様々な事象だけでなく、人間関係や経営など、幅広く該当することであり、心に刻んでおくことが必要ではないかと私は、思います。

今日の私のエントリーは少し、短めですが、内容としては深いと考えています。

自戒の意味も込めて。

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焦らずに毎日を過ごしていく次に必要なこと、

それは多面的な角度で物事をとらえ、考え、行動していくこと。

私はこのように思います。