「経営資源の選択と集中」より大切なもの
「経営資源の選択と集中」、良くマネジメントの世界で使われる言葉です。
本来の定義は、専門家にまかせて、私なりに解釈すると、
1)何が、自社にとって、強みであり、弱みなのか。
2)強みをさらに強くしていくための戦略は何か。
3)弱みを補完していく戦略は何か。
4)弱みを強みに変えていく戦略は何か。
これらを自社の現状において分析し、限りある自社の経営資源を選び、「戦力」をそこに集中させていく。
このように私は考えています。
当社の強み(コア・コンピタンス)は、
「環境に配慮したスキルを活用し樹木を活性化、保護していく技術」
にあります。
これらをどのように事業展開していくのか、今まで(もちろん、これからも)、紆余曲折ありました。
ある時は、当社の根幹事業である「衰退樹木の回復作業」の弱みである、「雨では作業ができない」ことを補完するために、緑化資材の販売に戦力を集中させようと試みました。
また、ある時は、上述した根幹事業の弱みである、「一年以上経過しないと回復効果がお客様に伝わらない」ということで、「回復作業そのものに付加価値を見出してもらう」ことを目的に、サクラの回復作業体験を親子で経験し、最も身近な樹木を通じた「環境教育事業」を展開したこともありました。
もちろん、これらの事業は、まだ継続して実施しています。
しかし第三者から見ると、やはり違和感があるそうです。それは、なぜか。
根幹事業(樹木回復事業)をもっと幅広く、さらに太く、展開できる戦略が見えない。
ということでした。
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実は、2ヶ月程度前から、我々を応援しようと意思表明いただいた方と先週土曜日にお会いしました。
私の最近のエントリーである「人間、やれば何でも克服できる」。こちらをご覧下さい。
2ヶ月程度前から、根幹事業を太くするための事業を考え、現場、お客様の声などの様々な分析やファイナンスなど、実施し、そして、
「これなら応援いただく方にご迷惑をかけることは無い。」
と自信を持って言えるまでに至りました。
それが、「ベンチャー企業社長の挑戦」で紹介したビジネスモデルです。
詳細な内容は、今後、ご報告していきますが、応援しようと表明いただいた方に、
やっと、すんなりと事業がみえるようになりましたね。
という言葉をいただき確信を持つことができました。
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我々は投資会社から投資を受けており、IPO(株式公開・上場)をしなければなりません。
そして、ここ数ヶ月間、いろいろと考え、そして多くの方とお会いし、意見を頂戴しました。
しかし、いろいろな「しがらみ」は関係無く、結論に至ったこと。それは、
自分にとって、自信が無い事業は、やらない方が良い。
ということです。
もちろん、これから進める事業が成功できるかどうか分かりません。ただ、いくら儲かるであろうと思う事業でも、経営者トップが確信を持っていないものは成功しない。
このように私は考えます。
もちろんスピードアップのために、これからも外部の方々には協力をお願いします。しかし、外部の方にも、「自信が無いことをしていると私が思う」だけで、外部の方にもそれが見えてしまいます。
経営というものは非常に難しいものです。しかし、事業に対する経営者トップの「自信・確信」は、最低限、必要なことだと私は思います。
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