ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘

サン・アクト株式会社というベンチャー企業の社長が語ります。

これからの子供達の未来への提言

前回のエントリでは、速報ということで、少し私のブログスタイルに違和感があったかもしれませんが、逆に多くの皆様にコメントやTBを頂戴し、皆様に御礼申し上げます。重複になりますがコメントやTBいただいた方は、毎日、私のブログに来訪いただき、拙い私のブログを陰ながら応援いただいている、ブログを通じた友人と言える方々ばかりです。

皆様、ありがとうございました。(申し訳ないですが、皆様のコメントを再度、一括にまとめさせていただきました。)このブログで公言させていただいているようにお一人のコメントに個別にコメント対応すべきですが、CSSの関係で、最新コメントは常に10件しか出ないため、過去に貴重なコメントを頂戴した方に対する御礼・苦肉の策であることご了承くださいませ)

そして、TBを頂戴した、「おおた葉一郎様のエントリ」に対する私なりのエントリについては今しばらくお待ちくださいませ。

さて、今回の私のエントリ、題名は「これからの子供達の未来への提言」です。またまた、私のいつもの叫びに近いものになりますが、ご興味のある方は熟読して頂ければ幸いです。

これは私の5人の子供達の中で、長男・次男が通っている小学校だけの事例で、極めてサンプル数は少ないですが、恐らく大半の教育現場に言えることだと私見ながら、職業柄、感じております。

(私もMBA取得者なので、サンプルが一つだけということで統計的には論拠に欠けることは十分、承知ですが、今までの体験・経験では論破できるものと考えています。)

私が言いたいこと、それは

「現在の教育現場の状況と、実際の企業社会の現状が極めて乖離している!!」

ということです。

企業社会では、このブログをご覧いただいている方はご承知の通り、毎日の結果・ノルマ、あるいは同僚や競合他社など、社会人になれば、すぐに実感すること。

それは、

「競争原理・競争社会・弱肉強食という世界に大半の方が直面・経験される。」

ということです。

さて、いつものように少し視点を変えて・・・

私が小学生一年生であった頃、今から約30年前です。そして中学一年生の頃、今から約25年前。年代はともかく、私が高校生を含め、想い出に残っていること。大半は、あるいはすべてといっても過言ではないですが、「運動会・体育祭・学芸会・学園祭」といったイベントが想い出の中心になります。小学校6年では、小学生の運動会のフィナーレを飾るのは、リレーです。自慢のように思われる方もおられるかも知れませんが、私は、最終アンカーとして、相手を追い越し、優勝へ導きました。

また、小学生の時の学芸会では、毎年、主役や準主役を先生から任命され、今から思えば、それなりにプレッシャーを感じながらも演じ続けたことが強烈な記憶として残っています。もちろん、毎年、学級委員長にありがたくも、教室内での選挙でありながら、任命されていました。

そして、中学生・高校生時代。

中学生・高校生の時も体育祭や学園祭で、それなりのリーダーとしてクラス全員を盛り上げてきたという自負もあり、想い出として強烈に残っています。

しかし、

今の少なくとも私の子供達が通っている小学校は、男女関係なく、「○○さん」という話し方。そして運動会も1等、2等などまったく関係なく、とりあえずゴールイン。

そして、私の頃の運動会の昼食は、家族と共に食べた記憶が私にはありますが、平日に運動会が開催されている中、親と一緒にお昼ご飯を食べることも極めて難しい状態。

私の子供達が通っている小学校での事象で、一つの事例としてしか論拠はありません。しかし、上述したように、サンプル数は一つだけですが、全国的にも同じ状態であると思われます。今の、中学・高校生の皆さんがどのような状態にあるかは、私は分かりません。

ただ言えること。

もし、今の小学校・小学生のスタイル・スタンスと同じ流れで、中・高校生が学んでいれば極めて危険。

と思います。

今の大学生気質については、ある程度、私も大学生の方々と交流があるので、またエントリします。

重複になるかもしれませんが、小学生から大学生まで、過保護ではなく「過剰保護」が続き、そして高校あるいは大学卒業の瞬間に、「企業社会」を体験する今の現状。完全週5日制、新学習指導要領の出現、そして改正。(これらの点はご興味がある方は文部科学省のサイトをご覧ください。) これらを含め、様々な要素で現場の先生方は苦労されています。

再度、申し上げます。

日本の発展を担うのは、今の小・中・高・大学といったいわゆる学生と呼称すべき方々。そして、彼らにとって、教えを授かるのは現場の先生方となります。大学はともかく、義務教育の範囲で想定されている小学生・中学生を左右している、あるいはコントロールされているのは、東京大学出身の方を中心とした特定の省庁の役人の方々。

恐らく、私のサイトで挑発的な意見を発するのは、ある意味、初めてでしょう。(私の親戚にキャリアがおられるため、控えていたというのが最大の理由です。)

しかし、もうここまでの現実を見ているので、あえて言わせていただきます。文部科学省の方々、それもキャリアと言われる方々、キャリア人生ではなく、キャリアの皆様自身の子供の頃の人生で、何が最も想い出に残っておられますか?

それが、通信簿や学年トップが最大の想い出であるならば、それは、極論かもしれませんが、人間として、残念な人生・想い出としか言えません。

もう少し、分かって下さい、キャリアの方々、そして政治家の方々。

現状の企業社会、あるいは社会人という現実、ここからドロップダウンしていただき、今の子供達が何を学ぶべきか、そして現場で苦労されている先生方を個々の人間ととらえ、未来が明るい将来像を提示していただければと思います。

それができるのは国家であり、政治家なのです。期待はあまりしておりませんが、我々の主張が反映されれば、我々は懸命に下支えしていきます。