ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘

サン・アクト株式会社というベンチャー企業の社長が語ります。

環境教育推進法、はじまりは一本の木から・・・

環境緑化ベンチャー企業社長、このイラスト、少し見にくいかもしれませんが、私のキャラクター(ドクターはっぱ)で、名刺にも実は、印刷しています。 本当は、「このような顔」なのですが、実は、「このような格好」もしております。 イベントでは、大手企業の社員の方々も、お父さんも、必死になって、サクラの根元に穴を掘ったり、枯れた枝をのこぎりで切り落とされます。そして、子供達は、その姿を見守ります。 要するにサクラの回復作業体験はツールであり本質ではありません。ほとんどの社員の方もお父さん達も久しぶりに、のこぎりを使われたと思います。そしてスコップで穴を掘ることも同様だと思います。子供時代には当然のように砂場で遊んだり、のこぎりやナイフで工作したりされていた経験を、このイベントで大人になった今、再度、体験してもらうことになります。 そして、大半の子供達は、自分が毎日、通っている学校のサクラを元気にさせようと、汗だくになって穴を掘ったり、脚立にのって、のこぎりを使う、お父さんの姿を見るのは、恐らく生まれて初めてでしょう。 環境教育イベントは、土曜か日曜に実施します。参加者であるお父さんは平日は働いておられるからです。通常の休みの日の家族の過ごし方は、人それぞれ違うと思いますが、環境教育イベントのような休日の過ごし方は、イベントに参加しなければ、味わえないものだと私は思います。 本気で自然と向かい合い、子供時代に当然のように遊んでいたことを、大人になって、それも子供の前で体験する。そして、子供達も大人達と共同で回復作業体験をします。 ポイントは、イベント後にあります。恐らく、休日のいつもの夕食の話題とは違った会話がなされると思います。頼もしいお父さんを見直す子供達。そしてすっかり忘れていた子供時代を思い出すお父さん。 「忘れかけていた、知らなかった、新しいこころ」、これを再発見してもらうための「きっかけづくり」がイベントの本質にあります。 「はじまりは一本の木から・・・ 「こころ」を取り戻す」 タイトルの意味合い、少しはご理解いただけたでしょうか。 今回の私のblog、非常に想像しにくい話かもしれません。 しかし、参加者である親・子供・大手企業社員、それぞれの意識の中に少しでも「変革」が生まれたと私は何回もイベントを実施していて肌で感じています。 環境教育推進法の是非は、私はここでは議論しません。 (言いたいことは多くありますが・・・) ただ、法律をつくられた方々にこそ、このようなイベントに参加していただければ、いわゆる「現場主義」とでもいえるかもしれませんが、日本の環境に関する変革を促した歴史に残る法律となるのではないかと思います。 なぜ、このような格好をしているか、「もっと深く知りたい方は、こちらもご覧」下さい。 「環境教育推進法」、詳しくは「 環境の保全のための意欲の増進及び環境教育の推進に関する法律」というもので、行政・地域住民・企業・各種団体が結束して環境教育や環境保全活動を推進していこうということで、昨年の7月に公布されたものなのです。 実は、この法律が公布される前に、当社はこの法律のスキームに、ほぼ沿った形態でビジネスとしてイベントを実施しました。だから、「このような格好」をしなければならなかったのです。 もちろん、企業なのでビジネスとしてイベントを実施しなければならないのですが、本当は、今まで私がblogしてきたように、「人間環境」という観点、危機意識から、このようなイベントを実施しているのが本音です。 この環境教育イベントスキームは、大手企業社員と親子が一緒になって、保育園や学校にほぼ、必ず植えられているサクラを回復させる作業を体験しようというものです。イベントの費用は、大手企業からのNPO法人グリーン・エンバイロンメントへの協賛金という形で捻出されます。よって、イベント参加者の参加費用は存在しません。 さて、なぜこのようなイベントを実施するのか。実はイベントの名称にあります。 「はじまりは一本の木から・・・ 「こころ」を取り戻す」
環境教育だけではありません。身の回りにある、緑に限らず、何でも「忘れかけた心を取り戻す」というきっかけ、気持ちを持つことができます。 あなた次第です、これからの地球も、あなた自身の人生、そしてあなたの子供たちの一生も。