ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘

サン・アクト株式会社というベンチャー企業の社長が語ります。

「北風と太陽」、そしてビジネス

今回のエントリとは関係ありませんが、JUGEMではプロフィールで顔写真が掲載されないので一度、私の姿を見てもらうべく、顔写真をアップしました(ある受賞記念パーティでの御礼の挨拶をしている写真です)。

さて、本題に入ります。皆様も良くご承知のイソップ物語の中でも有名な寓話です。実は私、小学生時代の演劇で「北風」の役をしたので、良く覚えています。旅人に対して、北風と太陽が勝負して、結局、太陽が勝ったというお話です。

実は、最近、懇意にしていただいている方から、ビジネス的観点から「北風と太陽」についてメールを頂戴しました。

小島様。

どんなビジネスでも、「北風と太陽」的な話だと思われます。

相手が欲しがれば、こちらの勝ち、他者に先を越されれば、こちらの負け。

いかに相手のニーズを拾い、用意(準備)できるかごくごく当然のことですが、大切に感じるのは、すべてに「タイミング」が存在していることです。

「タイミング」は、ことがネガティブに進むときは、他動的に(つまり外的要因に左右される状態を作ります)

ポジティブに働くときは、自動的に(つまりコントロールが利くという状態になっています。)働いているように感じるものです。

答えがひとつでないように方法もひとつではないと思います。

その際、対象に対して、複数の手法を準備されることをお勧めします。こちらからの働きかけでも、相手からの働きかけでも、どちらからでも人から発せられる一言一言が、いろいろな局面を生み出すことになるからです。

最悪と最高の範囲の設定が先決事項ですね。

観念的、抽象的な話で恐縮ですが、がんばってください。

上記のメールだけで、これ以上、私がコメントしなくても良いくらい、端的にビジネスのある側面が語られています。私なりに付加させてもらいますと、(私の経営的考えです)。

1)最後はポジティブな状況に落とし込むために、商談やビジネスモデル構築には、最後までストーリーをつくる。

2)ストーリーができれば優先順位が見えてくる。まずはそこからアタックしていく。

3)自らでは、できないことは外部協力者に依頼。スピード化を図る。

4)ここまで来れば、当初のストーリーと少し違う展開になっても、コントロールが利く状態になっていく。

5)コントロールが利けば、さらにスピードアップが可能となり、実際に事業が展開できる。

こんな感じで、日々仕事を進めています。現在、当社も大きな新規事業を抱えていますが、上記の4)くらいまでに、1ヶ月程度で進んでいます。明日、そして3日後、新規事業キーパーソン(外部協力者)と会って、最終段階です。

最後に、今までも何回かblogしてきましたが、中小企業がスピード成長するためには自社のリソースだけでなく外部リソース(=外部協力者・外部応援団)を多く持っているかどうかで成長速度は極めて変わっていくと私は思っています。

損得勘定無しで動いていただける外部協力者をたくさん得られるためには、多くの人と会うこと、そして真剣に自らの事業・理念などについて熱く語ることを繰り返すしか近道は無いと思います。(遅いと思われるかもしれませんが・・・)

私も名刺交換した翌日に相手先様から御礼メールや御礼状を頂戴しますが、「もう一度、会いたい」という連絡をしていただく方は(ほとんどおられませんが)、積極的にお会いして、お互いの協力者になろうと約束します。

そんな日々を過ごしています。

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